「世界には推ししかいないんだ。」

2・5次元の感想や俳優の茶の間ライフ中心にアイドルや声優についても書いてるブログ。

true tearsに見る恋愛モノとラブコメの相性

 こんにちは、かのです。

 ネタ切れ気味で更新できていなかったのですが、先ほどアニメ「true tears」を観終わったのでそれに絡めて今回の記事とします。

 ネタバレ、多作品との比較、ヒロインdisなどあるのでご了承ください。

 この作品はP.A.WORKSと岡田磨里氏が関わっている作品なので、両者のファンである私としてはいつか観なきゃなと思いつつ、絵柄の古臭さから敬遠していた作品でした。

 余談ですが、私が最近断念した恋愛アニメは「月がきれい」と「クズの本懐」です。

 そして、どハマりしているラブコメは「冴えない彼女の育てかた」です。「エロマンガ先生」も悪くはない。(冴えカノへの想いは来たるべき二期最終回が終わったら書きたいです)

 おそらく、「true tears」は私が断念したこの2作の「恋愛モノならではの退屈さ」と「登場人物の性格の悪さ」が個人的にダメだったのかなと思いました。クズ~のほうは生理的に無理でもあったけど。

 そして、このアニメでは3人のヒロインが主人公を想っています。主人公がまた普通の男子高生で何がそんないいのかわからない。(冴えカノの主人公もそこは同じですが、話し相手にするなら面白いと思う)

 さらに、3人のヒロイン。あいちゃんとのえはまだわかるんだけど、ひろみが一番嫌いなんですよ。現実にいても一番嫌な女ですね。主人公の母がいじめるのもわかる。女が嫌いな女の典型。

 私は圧倒的のえ派でした。終盤はやたらと死にかけて鬱になっていくのがかわいそうで仕方なかった。お兄ちゃんもなんでこのタイミングで去っていくんだ。最後に彼女がいろいろ乗り越えた描写がありましたが、何が彼女を救ってくれたんだろう。

 このへんなんですが、「ここさけ」順ちゃんと重ねて観てしまいました。どちらも意中の相手にフラれてもう何の救いもなさそうなのに前を向いて終わる。描きたいのは失恋からの「成長」なんでしょうけどそんな急に成長できるものなのかな。そして地味につっこみたいのがのえの生活費はどうなってんだろう。両親が忙しい設定だった気がするので親が金だけ出してるんでしょうか。つらい、のえちゃん幸せになって。

 あいちゃんはずるい女ですねぇ。でも、嫌いになれない。彼氏できれば主人公は気にしてくれるか試すつもりが全然伝わってなくて、他の女とうまくいきそうでキスして想いを伝えるわけですね。彼女を嫌いになれないのは他のヒロインと喧嘩しなかったからでしょうか。のえとひろみは取っ組み合いの喧嘩をしてるし、最後のほうひろみが

「邪魔しないで」的なことを言うシーンもうんざりしたし。記憶にある限り、あいちゃんはライバルに危害を加えていない。3人の中で一番普通の女の子なのも感情移入しやすいのかも。

 ヒロインたちの、ぎすぎす喧嘩。これってラブコメではガチの喧嘩に発展すること少ないと思うんですよ。だって視聴者はそんなの見たくないでしょ?口げんかくらいならOKなんですが。これをやっちゃうとヒロインの中にどうしても嫌いな子が出ちゃう。(いや、喧嘩がなくても私はひろみを少しも好きになれないな・・・)

 10話くらいでひろみを最後選ぶだろう予想はついてました。でも13話まで見ちゃった。ここから大きな展開あるかも・・・って期待しちゃったんですね。でも、そういうときはだいたい何もない。(のえがかわいそうだっただけ)

 「ひろみが好きだ、でもお前の支えがあったから」って主人公のセリフがくっそ嫌いですね。こういう男はさ、いざひろみとうまくいかなくなったらあっさりまたのえに寄ってきますよ。

 あと、のえの兄がガチ近親だったのに対しひろみとのは母親の妄想だったわけですよ。ドロドロならここはもっとややこしくしたほう面白かったんでは?この手のネタって創作物には多々あるので最初のほう見ながら「ママレードボーイかな?」って思ってしまった私。年齢バレますね!w

 そして最終回のひろみが全然幸せそうじゃない。「邪魔しないで」とまで暴言吐いて奪った男なのになんでそんな暗いんだこの女。あいちゃんの前でも「私の彼氏」と言って蚊帳の外アピールかましてたし。

 たぶんひろみの暗さと境遇はどこまでも彼女につきまとって、幸せにさせない気がする。正直、悪態ついてた分のえの兄と付き合ってるときのほうがラクそうじゃなかったか?最後主人公が彼女の部屋を訪ねていなかったとき、死んだのかと思った。(いやいやないけどさ)

 そんな感じで私はこの作品合わなかった。ドロドロを売りにするには足りないし、ひろみがとにかく嫌いだし主人公もうざい。

 メインのカップルがうざくて断念したのは「風夏」もでした・・・。

 これからは「恋愛もの」と「ラブコメ」はちゃんと分けて観るもの選ばないとなと思いました。そして「恋愛モノ」は恋愛脳じゃないと楽しめないと気付いた。

 そうそう、最近読了した小説がありまして。「四畳半神話体系」というアニメにもなった作品なんですが、これの私の評価もぼろカスでした。(恋愛よりは青春もの)

つい最後まで読んでいましたが、途中で面白くないと思ったものは早く見切りつけて切ったほうがいいなと改めて感じましたね。このパターンで面白くなったことほぼないし。

 テーマぶれまくりでほぼ嫌いな作品とキャラの愚痴記事になってしまって読んでいる方に申し訳ないです。しれっと悪口を混ぜてみると、「エロマンガ先生」のおかっぱの子が嫌いで仕方ないです。作品としてはまずまずなラブコメですが、この子のメイン回はエルフちゃんがちょいちょい邪魔してくれたおかげで観れたw

 以前から読みたいと書いていた、岡田氏の自伝をやっと購入して今読んでいるのでそこでは前向きな感想をお伝えできればと思います。