「世界には推ししかいないんだ。」

2・5次元の感想や俳優の茶の間ライフ中心にアイドルや声優についても書いてるブログ。

petit milady 「petit miretta」全力レビューしてみた

 こんばんは、かのです!しばらく寝かせていたプチミレのアルバムの感想をそろそろ書こうと思います!

 重い腰をあげたのは、明日マスミラのライビュに僻地まで行ってくるからです・・・レビュー関係積むのよくない!w

 やる気なかったみたいな言い方で語弊がありましたが、本作が素晴らしすぎて私ごときが考察もできそうにないし何書こうかなと思って放置してました。

 だってあおちゃんのツイの楽曲解説すごい面白かったしラジオで2人もいろいろ語ってくれてたし。

 たぶん感想を寄せてるムッチュ☆(プチミレファンの通称)もたくさんおられるだろうから、私視点で私に書ける範囲のものをお届けしたいと思います。ぜひ、各誌のインタビューなどもご覧になって1枚通して聴いて頂きたい素敵なアルバムです!

 まず、私のプチミレ視聴歴にちょっと触れますね。初めて手に取ったアルバムは、ファンセレクトアルバムの「Mille Mercis」からです。「青春は食べ物です」をリアタイで知ってたのでその頃には好きだったと思います。そこから「CALENDAR GIRL」もすごく気に入っていて今回のアルバムに入ります。

 ちなみにラジオのほうは今年入ってからひょんなきっかけで聴くようになりました。毎週聴かないと生きれないです。

 前置きが長くなりましたが簡潔にプチミレッタのおすすめポイントを述べます!

 *「童話」モチーフという乙女なら誰しも大好きなテーマ

 *楽曲の幅広さ

 *あやちのブレないまっすぐな歌声とあおちゃんのテクニカルな表現力のバランス

 *作品の一貫性(バラバラなようで纏まっている)

 一番上が一番大事なことですね。プチミレの二人のハーモニーの素敵さや楽曲の幅広さは今までのアルバムでも証明されてるし、前作もコンセプチュアルなものだったので一貫性もいつもありますね。

 男性ファンは童話ってどうなのかな?ただ、衣装がロリィタ系が多いのでプチミレの世界観にばっちり合うテーマですよね。かわいいに決まってる!!!

 個人的に気に入ってる聴き方。

 *朝のテンションあげたいとき:1曲目から5曲目までを聴く

 *帰宅時の疲れたとき:9~11曲目を聴く

 *てっとり早くプチミレワールドに浸りたいとき:6曲目~9曲目

 (5曲目アドリブはあおちゃんの6曲目につながる説もあり、どちらに含めても可)

 ちなみにプチミレをご存じない方にはyoutubeの視聴動画か、6~9曲目の3曲だけでも聴いて頂きたい。ここはプチミレの本気枠。

 個人的な楽曲解説。

 歌詞カードを手元にご用意いただけるとわかりやすいです。

 ラジオやツイッターでのご本人たちの解説にも触れていますのでネタバレです。

 (考察気味なので評論口調になってます)

 1 Girl's Jubilie

  本作のOPテーマにあたる1曲。歌詞を読むと深い。言葉のチョイスが絶妙でワードが多くないがさまざまな解釈ができる曲。二人の女の子が出てくるが、これはプチミレの二人と考えて私は聴いている。「可愛いものが好きで~」の歌詞のあたりからそう連想した。

 音の面では「じゃーん」「しゃーん」と派手に鳴るので朝イチで聴いたら結構びっくりする。逆に身支度すっぞ!とスイッチ入れたいときには最適。

 歌い方のほうも1曲目なのであえてテクニカルな要素は少なく、まっすぐに歌っている印象がある。

 2 空腹からやりなおせ!

 ヘンゼルとグレーテルがモチーフらしい。歌詞の量は「かぐや」の半分くらいだがスイーツなどの名称が多様に使われており、なおかつ掛け言葉も多く遊び心満載。2曲目に入れてくるあたりここで違和感を抱かせるのが狙いかと思われる。

 なぜなら、この歌サビがかなり難解な音階をしている。デュオという強みも生かせる、入りから掛け合いの曲でもある。早速ハモも炸裂している。

 プチミレを初めて聴く人はここであれ?っと思ってほしい。プチミレってハモりが綺麗で音階も難しいのになんか曲がすっとこどっこいなとこあるんだよ・・・!w

 「いじらしく前髪かきあげた」がなんか意味不明で好きなセンテンス。

 3 らぶれたーふろむかぐや

 電波ソング。めっちゃ速い。ラジオで二人が言ってた「かぐやはちょっとあほ」みたいな話が腑に落ちる歌詞。あおちゃんはシンデレラに倒されるって言ってたけど、確かにww

 こちらも空腹~に引き続き中村彼方さんの作詞。やはり言葉選びのセンス抜群。

 すまほ が平仮名だったり あぽろも平仮名なのは徹底してかぐやはカタカナを知らない設定なんだな。

 かぐや姫はとにかく月のことよりも地球の想い人のことしか考えてないw私は思うのだが、この2人は地球で一緒にいたとき恋人同士であったのか?砂に書かれたメッセージを勘違いしてかぐやが両想いと思い込んでる可能性・・・会ったこともないかもしれない・・・恋の情熱とはこんなに女をバカにしてしまうのか、恐ろしい。

 深読みはさておき、コール曲なのでライブでめっちゃ楽しそう!

 4 Eat or Love?

 赤ずきんちゃんモチーフ。ただ、オオカミが男性でヒロイン目線。

 あおちゃんは獣人と言っていたが、私はガテン系の人間とかワイルドな人間の男性に当てはめても聴けるなぁと思った。肉食ならなんでも可!w

 スピード感が心地よく、ドキドキをよく現している曲調。ヒロインがちょっとクールなのも面白い。「人気者のとこ行けよ」ってフレーズから目立たない女の子と思われる。

 かぐやに続いてあおちゃんが色っぽ可愛い歌い方で攻めてきてる。

 5 アドリブ

 あおちゃんがマドンナ×僕っこ説を提唱してからそうにしか聴こえない。百合。

 「何度もすっぴんも見たし」がたぶん女子同士なのかと思わせる。

 サビのメロディがすごい可愛い曲。ふぅーと入るコーラスもきれい。

 ただ、この曲に関しては僕が男子の場合も十分にあるかと思われる。

 幼馴染とかすごく仲のいい男友達ならすっぴんで会うこともあるんじゃ?

 そうだ・・・これのモチーフは美女と野獣だった!歌詞に出てくる2番まで全然気づかなかったわwヒロインが美女なら野獣の解釈はいくらでもいけますね!!メロディほんと可愛い。

 6 人魚姫

 私のプチミレッタで一番の推し曲!歌が入るとこからあおちゃんの歌声が先ほどまでと打って変わって本気。(吐息多めのシリアスな感じ。鳥肌。聴いてほしい)

 かっこいい枠は次のシンデレラなのでこっちはなんと形容すればいいのか、アニソンらしい曲調?速いテンポなのにとてもせつない。モチーフが人魚だからかな。

 でも二人の言ってた人魚姫したたか論も激しく納得できる。

 あと、ヤンデレ感も同意。

 歌詞の気になる部分が「与えることの前に与えてくれるものは何かって試すのね」。愛情を試しているというように解釈できる表現だが、このヒロインである人魚姫は声と引き換えでもいいという子。歌えなくても話せなくても、君まで届くように手を伸ばすと散々歌っている。

 人魚姫は「こんなに私代償を払ったんだから愛されるよね?」ってヒロインだと思って聴いていたら、このセンテンス。

 この曲の歌詞はわかりにくくすることをあえて狙ってやっていると思う。簡単に言うと人魚姫の恋愛スタンスは21世紀の人間の女の子も同じだよねって歌なんだけど。

 アドリブのヒロインなんかはまだ可愛い。そして恋愛のテクニックもわかってる子。人魚姫は重い愛で相手を試す。不安な恋愛しかできない子という個人的なイメージ。怖い。あやちの無垢な歌声がさらに怖さを増すなぁと深読みして震える。

 7 Cinderella Beyond The Destiny

 ニコ生でムッチュらから「ロボットアニメ」曲と連呼されていた、カッコいい曲。確かに。同意しかない。2人もそういった雰囲気を意識した歌声。

 この曲調もかなり好き。PV作ってほしい。(Ma Cheriみたいなのがいい)

 これ、仮想タイアップのとこに「元シンデレラ」ってある。

 歌詞からもこの歌のヒロインは、いきなり何かと戦闘してることが伝わってくる。あの頃の私に戻れないとも歌っている。

 この元シンデレラは王子様(別の惑星の人)を守るために戦っている。その原動力は恋心なんだろうかと。王子様に「ひとりじゃないから」と訴えかけてもいる。

 めっちゃ男前や・・・!

 シンデレラ自体は他力本願なイメージが強いんですけど、この歌のモチーフはなぜシンデレラになった?w「元」ってのがやっぱキーワードだよね。

 このヒロインは強い。だって、王子様とは一緒にいられない感じだよね?自立した女性のイメージな曲。ただ、原動力は愛。

 あおちゃんブログの壮大な対かぐや姫戦のエピソードもぜひ一読を。w

 8 Black Snow White

 白雪姫ならぬ黒雪姫。ニコ生のコメントではラスボスだった。あおちゃんもプチミレッタのバッドエンド曲のようなことを言ってた。

 いや、でもこれ冷静に歌詞読むと白雪姫めっちゃ被害者なんですが・・・?

 アリプロ臭の強い曲調に騙されるところだった。いや、ホラー枠なんでいいのか。

 白雪姫は目覚めたくなさそう。このまま永眠したいと歌ってる。

 やっぱ王子は死体愛好家っていうインタビューにあった説が正解かな。怖い。

 他の歌と違ってヒロインのせいではなく王子様のせいでバッドエンド化しちゃった曲。

 9 魔法使っちゃった

 大丈夫です、ここからちゃんと救済ルートありますよ!って感じに雰囲気変わる。モチーフはオズの魔法使い

 これは普通に現代人なら共感できる歌詞になっていて、感情移入しやすく優しく染み入る。私のイメージでは社会人3年以内の女の子。意見もうまく言えないし優しくもない自分に落ち込んでいる。でも、物語の最後にはちゃんともやもやが晴れる。

 落ち込んだときに聴いたら希望が湧いてくるような曲。このアルバムの中で一番くせがなくて、ただ逆にくせがないのが個性みたいに際立っているのがポイント。

 10 ぼくのティンカーベル

 タイトルから察してもらえるだろうがピーターパンのティンカーベル

 このアルバムのリード曲。テンション高めでアレンジもいかにも歌劇な感じ。

 きらきらしていて夢の国感が強い。

 今まで散々他のヒロインたちが病んできたというのに、このヒロインは誰かを好きになってしまったばかりという感じ。なぜ曲順がここなのかすごく疑問。

 2曲目くらいにあってもよさげだがあえてここでもう一回盛り上がってから終わりたい感じかな?しんみり終わるのもらしくないとは思う。

 11 One and Only Story

  通称トゥルーエンド曲。アルバム自体のエンド曲でもある。1曲目と対になるのを意識している(1曲目の女の子たちが大人になったイメージ)とインタビューで語られている。魔法使っちゃったのヒロインと同じく大人なのでここはやっぱ2曲続けてほしかったなという感想。中盤くらいまでの曲の歌詞のパンチの強さから見るとやや甘いかなぁ。

 楽曲を聴きながら、歌詞カード見ながらこの記事を書いていたら2時間くらい経っていて時計の見間違えかと思いました。文字数やばい。

 ここまでに全て込めたので全力かけたのであとはつべこべ言わずに聴いて頂けるのが一番かと!さりゅー(さようなら)

 

petit miretta(通常盤)

petit miretta(通常盤)