「世界には推ししかいないんだ。」

2・5次元の感想や俳優の茶の間ライフ中心にアイドルや声優についても書いてるブログ。

TRUE「Lonely Queen’s Liberation Party」が素晴らしかったのでレビュー

 こんばんは。

 もう暑いのこりごりなんだって・・・頭痛に悩まされながら久々の更新です。

 

 最近感想を書いた「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」のOP曲で初めてちゃんと楽曲を聴いたTRUEさん。このタイアップ曲が聴きたくて、収録アルバム(4月発売)を今更全曲聴いたのでレビューします。

 レビュー書きたいのはだいたい名盤!

 

 

otomegokoro-teatime.hatenablog.com

 

 まず、私の中のTRUEさんは唐沢美帆さん名義の作詞家の印象が強かったです。

 特にワルキューレの「一度だけの恋なら」あたりでお名前を覚えた気がします。

 「僕らの戦場」も大好きな曲だ。

 音楽活動のほうは、アニソンオフで「すかすか」のED「フロム」を聴くことがあったのでこの曲は知ってました。(ご本人の歌唱はたぶん聴いたことなかった)

 経歴をたどっていると昔J-POPでやられていたみたいでこの時もお名前を聴いたことがあったような?蒼井翔太くんもうろ覚えだけど知ってたしな。

 子供の頃ヒットチャート大好きキッズで「CDで~た」とか買ってたんですよww

 

 さて今回お目当ての曲は先述の「Sincerely」です。

 


TRUE「Sincerely」 MV Full Size 『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』OP主題歌/"violet-evergarden" Opning Theme「Sincerely」

 MVがアニメの世界観をとても反映してくれていてアニメファンとしても楽しめる内容です。

 そして唐沢さん美人だな!!35歳には見えないです・・・。

 経歴に一時期グラビアアイドルをやっていたと書かれてあって納得しました、お綺麗。

 さて、こちらはもちろんフルで聴いても素敵な曲だったんですが難しいメロディだな。カラオケでマスターしたかった。

 作曲に関しては、今作ではアニソン界の名だたるクリエイター陣が制作してます。

 最近こういったアルバムが声優さんとかも多いですよね。大橋彩香ちゃんのも早く聴きたい。

 私はこういうのも一回くらいならOK派です。声優さんなんかだとどういった方向性が合うのかとかファン受けがいいのか知れる機会だと思うので。

 TRUEさんは声優さんではないですが、歌がめちゃうまいのに加えてアニソンアーティストさんなのに声の種類が多いですね。萌えっぽいものからかっこいい系の歌声まで声優さんばりの歌い分けをされているのが楽曲の世界観をよりわかりやすく提示してくれていて本当の意味で「バラエティに富んで」いる。

 楽曲提供者の豪華さだけで終わらず、それぞれのお話を聴き手に語り部として歌い聞かせてくれるようなアルバムです。

 また歌詞は全てご本人によるもので、楽曲によって繊細な言い回しを使っていたり、頭からっぽにして聴ける歌詞だったり使い分けられていて14曲のボリューム感でも重たくならないです。さすが作詞家さん!タイアップのあるものに関しては原作に寄り添った素敵な歌詞でした。「すかすか」少し見たくなったくらいw

 全体的にはこんな感じなので1曲ずつの簡単なレビューも書きます!良さよ伝われ~

 

 1 Lonely Queen’s Liberation Party

 アルバムの表題曲。「Liberation」は解放の意味なんですね。「文脈」「行間」というワードが出てくることからも2曲目の「Sincerely」につながるように思えます。

 「人形」と書いて「ひとがた」と読むのもそれっぽいかも。

 しかし曲の主役はLonely Queenなんですよね。

 

 2 Sincerely

  歌いだしから優しい。歌詞の紡ぐストーリーがアニメのヴァイオレットそのもの。

この曲は歌詞のすべてが秀逸だと思います!せつなくて優しいメロディーもぴったり。

とにかくアニメも曲もよいので見て聴いてほしい。

 

 3 次の僕へ

 歌詞の力がすごい!最近頑張れていなかった自分がガツンと殴られたような目の覚める歌詞でした。でも、乱暴じゃなくて「昔の私」もきっと頑張れなかった時期があったのかなと思わせる流れ。思いっきり背中を押してくれる曲。

 このトラックからガツンとロックになります。タイトルやジャケから落ち着いた雰囲気が全編続くのかと勝手に思ってたのでとても意外でした!

 

 4 分身

 5 終わりたい世界

 この2曲は繋がっているように感じます。共に歌詞は言葉少なで解読が難しい。「破壊」「終わり」という一見ネガティブなワードがメインになっているのも共通しています。「終わりたい世界」はTom-H@CKの作曲編曲。曲調はちょっと懐かしいダンスミュージックみがあります。「分身」はロックなので似て非なるもの?

 

 6 BUTTERFLY EFFECTOR

  アニメタイアップのようです。「ひなろじ」というアニメでした。

 こちらは爽やか元気な王道アニソン。

 

 7 JUMPIN'

  前の曲から頭空っぽにしてノリノリになるタイム。ライブなどで掛け合いが楽しそう。

 

 8 Roadmap

 前向きながら歌詞のセンスが光る曲の流れに戻ってきました。作詞家っていうお仕事を通して思ったことを歌詞にしたのかな?と私は解釈しました。言葉選びが本当に好き。

 

 9 フロム

 「すかすか」ED。またバランスのいいあたりに配置してきたなぁという。

 アニメを見てないので世界観はわからないのですが、鬱アニメって聞いた気がしたのでEDでこれが流れるのは爽やかで優しい世界だなと。

 

 10 酸素

 ハイテンションオーイシマサヨシお兄さんキタァァ!!あれ??とても穏やかなミディアムバラードでは?(大石さんをなんだと思ってるんだ)

 愛を酸素に喩えたロマンチックで壮大な曲。ゲーム音楽みたい。

 本当にこれ大石さん作曲なのか二度見しました。

 

 11 耳恋ミュージック

 この曲可愛くてちょっと妄想チックで気に入りました!ピコピコした感じで歌声も可愛い。ミュージシャンに恋してるリスナーの歌かな?と思ったので「わかりみが強い」。推しのアイドルとか声優さんの声をイヤホン越しに聴くオタクの心理・・・

 余談ですが唐沢さんはオタクらしいのでラジオのほうにも興味があります!

 

 12 サンドリヨン

 あの有名ボカロ曲じゃないです。シンデレラのフランス語らしいよ。

 これもめっちゃピコピコ系のかわいらしい曲。ん?ORESAMAの小島さん?

 すみぺのラジオに来てた方・・・「アンチテーゼ・エスケープ」の方だ!!

 所属LantisだからTRUEさんはわかるけどすみぺどうやって書いてもらったんだっけ?w

 

 13 パズル

 みんな大好きニゾンの田淵さんキタァァ!!こっちは田淵さんらしい曲調。

 この人の曲のワクワク感って癖になるし、田淵節として、聞いたらわかるとこがすごいよなぁといつも思います。

 歌詞もわかりやすさを重視した感じになってるかも。前向き!

 

 14 Anchors Step

  作曲はeufoniusの菊池氏なんかで燃えてからあんまこのユニット名聞かないな。

 エンディングみの強い歌詞で、素直にわかりやすい言葉で綴ってある感じ。

 

 「Sincerely」目当てでついでにいい曲あったらいいなくらいの気分で手に取ったので、全体的にとても豪華かつそれを無駄にしない歌詞や歌声で満足度高かったです。

 私、お目当ての曲が1つでもあるとアルバムに入るまで待って、そのアーティストさんのアルバムをチェックする派なんですよね。新規開拓にもなるし。

 

Lonely Queen’s Liberation Party(通常盤)

Lonely Queen’s Liberation Party(通常盤)

 

 久々にいいアーティストさんに出会えました。