お久しぶりです。
休みで久々にゆっくり家で録画した舞台を観れたので感想残します。
こちらは、2・5次元や声優さんのキャスティングがあり、我らの界隈でも話題だった舞台になります。元ひろきくんの茶の間だったし、大昔宮野さんファンだったし、ちゃんともさんはいつ見ても好きがあふれるので楽しみにしておりました!
なのでこの3人贔屓の感想になっております。
また、新感線さんの舞台は初見ですので、若手俳優おたくの戯言程度に見て頂ければ幸いですww
また、ネタバレ含みますのでご了承下さい。
予備知識はキャストくらいしかない状態で視聴しました。
本作は一言に纏めると歴史ファンタジーエンターテイメント的な。
FGOのストーリー読んでる感覚に個人的には似ていて、少年漫画の胸アツ展開ありの、すっごいくだらないギャグがあったりwwシリアスに寄りすぎないように工夫されていました。(そのバランス感がマジFGOだったんです・・・誰かわかって)
題材は最近若干見飽きてしまった織田信長。たぶん刀ステの影響で見飽きてるだけ・・・。
体感的には3時間半は長かったので、歌のシーンなどのコメディ要素を少し早送りしてしまいました。シリアスやアクションはそんな余裕ないくらい惹きつけられました。
ストーリーの感想としては、初見で理解できる内容だったので、世界観が独特でとっつきにくいなという第一印象やシリーズものという点はさほど
気にしなくてOKでした。
勧善懲悪もので、道中仲間になった7人で敵へ立ち向かうという王道な筋書きながら、意外な裏切りなども仕込まれていて面白かったです。話普通に面白いのに、キャストさんたちの芝居がまたとてもよかった。役者別に書いてみます。
捨之介(宮野真守さん)
座長。主役。
宮野さん体力すげぇ・・・まぁご自身のライブでもめっさ踊るしな。
声優としてはヒールのイメージが強い(それか中二病)ものの、今回は誰よりも芯の強いまっすぐな役どころ。ちょっとかっこつけなとこもハマってたw
殺陣がちゃんと完成されてるのも本職じゃないのに驚いた。
本人の明るさともリンクしたいい配役だった。霧丸に怒られるとこがいちいちかわいい。かつての仲間が次々闇堕ちしていく中でなんとか正義を取り戻せてよかった。
歌が上手なので歌唱シーンなかったのは少し残念だったかな。
天魔王 (鈴木拡樹くん)
最初から板の上にいるんだけど、白塗りなので声でひろきくんってわかったレベル。
本作完全なヒール。執念、憎しみにとり付かれた役どころは「幻の城」での伝説の演技を彷彿とさせる熱量120パーセントのお芝居でした。
顔が白塗りでもここまでとは恐れ入った・・・。
衣装のデザインと顔周りの羽根のようなものがいちいち気になってしまったww
ひろきくんがすごいのは知ってたけど他の役者も彼に食われている人がいなかったのがさらにすごい!
無界屋蘭兵衛 ( 廣瀬智紀くん)
かっこよ!!!!
こういう役どころがとても好みなのと、中性的なイメージのちゃんともさんが演じているのがまたよかった。
前半は味方で、後半は天魔王に薬を飲まされ寝返るので白塗りになるのだがメイク映えするなぁ、美しい。通常のほうがやっぱ好みだけどもww
殺陣もよかったし、演技もこのメンバーの中でやってけるのってやっぱうまいんだなーと感じた。
2・5では一歩引いた役を見ることが多かったので、改めてこの人の凄さに気づかされた作品。
色っぽい。メンタル脆いのも、民のこと考えて優しいのも好き。ロング似合いすぎ。
兵庫 (木村了さん)
完全なる三枚目の賑やかしキャラ。帝一の圀のコミカルさを思い出した。
チャラいけど仲間思いないい奴。
姐さんに「年齢なんて関係ねぇ!!」って口説くとこかっこよかった。
でも、父ちゃんと鍬で共闘しだすのは笑ってしまったww
大事なコミカル要員。
霧丸 (松岡広大くん)
めっちゃ美男子。色白でちょっとあらまっきーに雰囲気似てるなと思った。
「ファイブ」のドラマで拝見したと思うんだけど、こんな可愛い子だったっけか?
復讐に燃えているところを捨之介と出会って変わっていく青年。
終いには彼に逆に説教するようになるので成長していくのが微笑ましい。
自分の命をあきらめかけた捨之介を叱るシーンよかったです!あれがなかったらバッドエンドじゃんね。
実は滅ぼされた一族の統領だったという隠れ設定もよかった。
捨之介に「もっとすごい城を作るのに生きろ」と言われて復讐心を改めるのも、よかった。とにかくこの二人の関係性、最高だった。師弟愛みたいな?
とりあえずメインのみ触れてみましたが、他のメンバーも個性があってよかった。
華道と刀鍛冶組み合わせるとか謎すぎて笑ったww
究極の刀で決着つけるシーンなんてまさに少年漫画のようなワクワク感があった。
姐さんの武器が大砲なのも斬新だったし!
とにかくFGO的なストーリー展開が好きな方にはおすすめww
長いけど観終わった後の感触も悪くないし好きなキャストがいる人にもおすすめ。
あと、2・5だとなかなか見ることのない360℃回転シアターも面白いので視覚的にもとっても楽しかった。こういうのは劇場で体感したかったと思わせる演劇の醍醐味だなーと思った。
積極的にライビュやってる劇団さんなのも評価高い。
2・5とは違うアプローチで演劇をより身近に味わってほしいって心意気が伝わってくるのが好感触でした!
回転シアターは走って移動してる描写がリアルで面白かったなー!