ドラマ版「ドルメンX」でアイドルの尊さを再認識した話。
こんにちは、かのです。
我が地方で昨晩やっとドラマ版「ドルメンX」が最終回を迎えました。
放送してくれた地元局ありがとう、とても素晴らしい深夜ドラマでした!
感動しすぎて劇場版も行こうかと思った(内容は一緒)のに我が県の上映館が2つともド田舎すぎて行けないです。追加されないかなぁ。
毎度ですが、ネタバレしますので劇場版を楽しみにしてる方はスルー推奨です。
*筆者スペック
*アイドルは主に女性ドルオタ
*2・5次元茶の間おたく
*キャストでは志尊くんと小越くん目当て
では、感想いきます!
この作品は、男性地下アイドルのおたくにも2・5次元のおたくにもぜひ見てほしい作品です!!私は男性アイドルは最近よくわからないんですけど・・・。
設定に「宇宙人」があるのもキャラが濃くって面白いです。社長や途中加入する修吾(人間)もガチなのか設定なのかわかってないのが面白いw
アイドルってやっぱメンバーの個性がすごい大事なんだなと思いました。
そして、最後のほうで社長が言うんですよね、「ドルメンXは歌も踊りも下手だけど、メンバーが互いにうらやましがってる」のが魅力だって。
「尊敬しあう」じゃなくて羨ましがってる。宇宙人には最初、「嫉妬」の感情がなくて一話でジャノンボーイ落ちしたイチイが社長に「事務所に入れてくれ」って懇願するシーンがあります。ここで彼にはその感情が芽生えました。
また、他のメンバーもメンバー同士で嫉妬の感情を芽生えさせていく過程が描かれてます。イチイのシーン並に印象的だったのがニイのシーン。
2・5次元ミュージカルの合宿に参加して、SNSで話題になっている隊長とイチイを見て、有名アーティストのMVに出演したニイは「なんで映像の仕事をしてる僕よりあいつらのほうが騒がれてるんだ」みたいなことを言うんですよね。
長年2・5の世界にいた小越くんにこのくだりをやらせるのは視聴者的に、なかなかえぐいなーと思いながらもかなり刺さりました。
「2・5なんて一部の人が盛り上がってるだけで、世間はそんなの知らないじゃん」と言われますねwまぁ、頭ではわかっているともさ。
そして
私は1話から、浅香航大さんのイチイすごい好きになってしまいました。
お名前は存じていたんですが、お芝居は深夜ドラマの「吉祥寺だけが住みたい街ですか?」の根暗な事務員のイメージしかなくて。今回は、顔もキャラも好みでした。
ニイ、サイはあまり好みのタイプのキャラじゃなかったですね。
隊長は、私の涙腺をガンガン刺激してきたので「やっぱり志尊くん信じてこの作品観てよかった」と思わせてくれました。
隊長は、宇宙人みが一番強くて、天然。
「君、面白いね」と人間から言われる回数の多いことw
アイドルとしての実力も、最初誰より低いんですけど、「できないなら努力する」と言って有言実行。ライバルに頭を下げて教えてもらうというプライドのない、まっすぐな努力の人なんです。ああ、主人公感強い。
志尊くんに熱血のイメージなかったんですけど、衣装をきてるときはもう隊長にしか見えなくなるほどハマってました。愛すべきおバカさんキャラでした。
ヨイは、ただ1人の女の子なのでマネージャです。
彼女は、ドルオタで2・5次元も好きな女の子。我々と違うのは「すごいかわいい」ことです(言ってて悲しくなるおたく)宇宙人やっぱ顔面偏差値高すぎでしょーが!
玉城ティナちゃんは、お芝居初見でしたが、泣くシーンとかも頑張ってたなと思いました。とりあえず可愛いので全て許す!w
修吾は、2・5の世界からアイドルになるという逆輸入(?)アイドル。
もともとアイドル志望だったことが、最終回の学とのシーンでわかりました。
ヨイちゃんは、修吾の出てるミュージカルも大好きみたいですね。修吾と学との初対面ではいずれも奇声を発してましたもんw
修吾は、なんか憎めない。
俺様っぽいキャラあまり好きじゃないんですが、合宿で隊長のことを面白がって支えてくれたり「いい人」なんですよ。
あと、ライブシーンでの存在感がもう現役アイドル。ですが、桐山さんの経歴を見たところライダーやミュの道を通ってきてる人でした。アイドルかと思った。
というか経歴を見てたら、浅香さんJ事務所時代知ってるわ・・・私その頃Jオタだったので自担のバックで観てると思う。しかし、まだ25なのか。大人っぽい。小さい頃より今のほうがタイプなんですけど。
小越くんは、私の中で「歌とお芝居完璧ダンスもキレキレ」なイメージなので、今回は役に合わせてるんだなって思って見てました。
メインキャストが全員、ミュやライダー方面の俳優さんっていうのも今回とてもポイント高かったです。神キャスティングありがとうございます!!
だってJ事務所とか事務所ゴリ押し映像俳優にはわからない感情でしょう。アイドルだからとか2・5だからバカにされるっていうのはさ。説得力ありました。
最終回の尊いシーンはまだいくつかあるんですが、ヨイが「ノルマ達成できなかった」と解散を告げに楽屋に行くシーン。
そこで、隊長が「来れなかった人のこと考えるより見に来てくれた人のこと考えよう」みたいなことを言うシーンです。尊すぎる。アイドルとしての哲学、完全にわかってるな隊長!(byこっちまであつくなるスタイルのおたく視聴者)
そこからの、学と修吾のシーン。
喧嘩みたいになってしまったことを謝る修吾。
そして、学のSNSの影響で残席300が埋まる奇跡発生。
「使えるもんはスターだって使ってやるよ」って言うシーン。かっこよすぎか?!そして、「俺もメンバーの一員だからな」って続くんですけど、もう涙腺崩壊。
次が、ライブを見ながら先ほどの社長の言葉。社長とヨイのシーンですね。
ライブの歌い終わりと同時に本編終了。こんなの、応援したくなるじゃん!続きが観たいじゃん!
私のようなおたくのボルテージを最高潮にあげた最終回は、マジで神回でした。
そこでエンディングだからずるい。
とても笑って泣けて面白い作品だったので、映画でこれからたくさんのおたく女子に見て頂きたいです!布教なにとぞ。
あと、少し考えたシーンがあって。
修吾は「2・5の客は2・5しか来ない」っていうセリフを言うんですけど、これ確かにって思う節とそうかな?って思う節があって。
アイドルと若手俳優を両立してる方っていますけど、俳優のほうから入ってもドルオタの属性があればどんどんアイドルのほうの彼も応援したくなりませんか?あと、ガチ恋の人とかは全現場に行くと思うんでアイドルのほうでも釣れるのでは?
まぁ、大半の人は修吾の言うほうの意見なのはわかるんだけど。
だって、畑は違うけど・・・声優さんのCDやライブが大盛況なのは、芝居をしている彼が好きというより彼という存在(とか声)そのものが好きだからですよね。(声オタでもアイドル業は応援しないってスタンスがあることはわかってるけど。)
若手俳優も、2・5作品以外の舞台にも足しげく通うファンもいますし、作品やキャラより俳優個人への想いが強くなれば2・5以外も見たくなると思うんです。(自分が割とこっち側)
何が言いたいかっていうと、2・5がアングラな文化だと思われているのって、
2・5の外に俳優が出たときのファンの声援が足りないからじゃないかって思ったんです。修吾のこのセリフで。
だから、推しが映像に出てもCD出しても喜んで応援してあげられたらもっと業界の活性化につながらないかな?って思います。かく言う私はうえちゃんのCD買ってません、すいません。きれいごとでした。