「世界には推ししかいないんだ。」

2・5次元の感想や俳優の茶の間ライフ中心にアイドルや声優についても書いてるブログ。

2・5次元俳優と週刊誌に関して言いたいことがある2・5舞台オタクの戯言。

 もう週刊誌には、怒りの限界だ。

 私たちオタクにとっての「推し」をなんだと思ってるんだ。

 人間が死ぬことをなんだと思ってるんだ。

 

 ニュースも見れなかったし、未だに信じられないんだ。

 彼女が亡くなったことに対して。

 向き合えるほど日常に余裕なんてなくて、自分のことで精一杯だ。

 今日、彼女・・・神田沙也加さんが主役のCVを務めていた「ダンガンロンパ V3」

の収録されたゲームソフトを買った。

 今やってるソフトがひと段落したら買おうとずっと楽しみにしていた。

 そんな矢先に信じられない訃報。

 声を聴いたら涙が出そうだなと思って数日考えたけれど、ダンガンロンパファンの方々のツイートを見て購入を決意した。

 

 彼女との思い出を振り返るには、まだ全然受け入れられていない。

 だから、今回はそっとしておいてくれないメディアと我らが2・5次元界隈の被害について思うことを書くに留める。

 

 先ほどトレンドにお名前を拝見して、結婚されたのか?と思って開いてみたら、なんだかとんでもない騒ぎになっていた。

 おそらくどちらのこともよくは知らないであろうパンピに攻撃されて、まるで韓国のアンチみたいだなと恐怖を感じた。

 文春の書くことをなぜ鵜呑みにする??

 きっとそういった思考停止している人々は誰のオタクでもないんだろうな。

 そう思った。

 誰かを真剣に応援したことのある人なら、あんな悪意に晒されることを恐怖に思うし、悔しく思うだろう。

 ファンの方々が必死に庇うツイートがたくさん見受けられた。

 私はなんだか、彼女たちの想いに涙が出そうだった。

 

 テレビに出る芸能人をスクープのネタにしていた文春が、声優に手を伸ばし、流行に乗って2・5次元界隈までネタにしだしたのはつい数年前から。

 急にパンピの前に推しを引きずり出されて、文章でボコボコに殴られる、脚色したドラマのような話を一般人のよく知らない女から語られたように書く。

 今まで、私たち2・5次元オタクは、その急な悪意への対応策を持ち合わせていなかった。

 

 今までターゲットにされた俳優たちのときも、記事にアクセスして読んだり、彼らを完全には信じ切れない自分がいた。

 今まで我が界隈では、炎上はだいたいカノバレであり、それはネット上からファンだったりが見つけてきた匂わせツイートやペアルックなんかだった。

 そういったことでキャス変にいたったケースさえあった。

 実際、どこよりもイメージ重視の2・5界隈ではひとつのマイナスイメージで仕事を失うことは多々ある。

 

 近年、人気俳優はプライベートをツイートしなくなったなぁとガードの固さを感じてもいた。実際人気俳優ともなるとほぼオフなどないのも事実ではある。

 

 さて、

 週刊誌に取り上げられる事例として、

 ・一般人の彼女からのリークのパターン

 ・今回のような相手が大物芸能人というパターンがある。

 後者のほうがより炎上しやすいため取り上げられがちだが、前者のパターンで事務所解雇、業界追放された俳優もいる。

 彼のときは、それはひどい物語に仕立てあげられた。誰がどう見ても人間のクズ、って書き方をしないと一般人からの攻撃を煽れないと思ったのだろうか。

 叩いたパンピはもう彼の名前すら覚えていないだろうけども。

 このときは「事務所が見放す」という形をとったことに、私は怒っていた。

 仮にも、事務所いちの稼ぎ頭で所属していた地下アイドルグループをメジャーデビューにまで導いたほどの功労者であったにも関わらず。

 つくづく舞台俳優には、守ってくれるものはないのだなと立場の弱さを感じた。

 

 しかし、今回は舞台俳優オタクたちも学んできているのを感じる。

 テレビにたくさん出ている俳優じゃないから無名とか売名とかいい加減にしろ!と。

 今回ターゲットにされている俳優さんは、いいオタクをたくさん持ったのだなと感じた。

 私自身は、お芝居を数回見たことがあり、彼の人柄などは存じない。

 しかし、たくさんの本人を心配するツイートに、オタクがみんな騙されてるとは思えなかった。

 オタクは推しに似るともいうし、実際そういうところは良くも悪くも感じることがある。

 パンピは「プライベートのことまで知らないくせに!」なんて反撃していたが・・・仕事上での彼のことすら知らない奴にそんなこと言われたくないよね。悔しいよね。

 先ほど書いたように、2・5次元俳優も人気のある者はオフもあまりない多忙さ。

 地方公演もあるし、表に出ていないときも遅くまで稽古。正直、顔がいいだけじゃ生き残れない世界だ。自分の演技に自問自答し続け、時に孤独で、体力的にも精神的にもとても疲れる仕事だと思う。

 実際、インタビューや生配信などファンが見れる部分で稽古中のそういった苦悩の話を聞けることもある。

 

 オタクにとって近くて遠い。それが舞台俳優だ。

 カレイべと言われるカレンダーのお渡し会やバーイベと言われるバースデーイベントに始まり、クリスマスイベやCDのリリイベ、円盤のリリイベ、サイン会などファンと直接会話のできる機会も多い。(事務所の方針や本人の意向にもよる。地下アイドルや音楽活動を並行している役者も多い)

 そうした機会で推しとかわした言葉やもらった表情、そういったことを書いたツイートも多くてすごいなと感じた。

 実際オタクというのはなかなかに嘘を見抜くのはうまい人種だと思う。

 目が笑ってなければわかるし、ただの金づると思ってるか、時間やお金を使ってくれることに感謝できる人間かは存外わかるのだ。

 そこに信ぴょう性がなくなったときに、きっと担降りするのだと思う。

 カテコでのふるまい、接触でかけられた言葉・・・一言一句ちゃんと覚えているのだ。

 

 今回の彼は大手の事務所に所属していることから、本人のコメントを出すという先手を打っている。

 本人のコメントすら聞けないまま・・・となってしまった悲しいケースもあっただけに、事務所の判断はいいと思う。

 そのことからファンはより彼を信じられるし、応援のツイートをしたくなったのではないか。

 

 舞台俳優の所属事務所の中には、地下アイドルやモデルの所属が多く、舞台俳優の育成が整っていない事務所も多い。

 それこそ推し以外みんな新人さんなんてこともざらにある。

 そんな場合は、本人を守ることが難しいのかと推測する。

 マネージャーと二人三脚パターンもたまにあるので、そういった場合や、フリーになった場合はまた別なんだろうけど。

 だからきっと、黙ってられなかった「推しを侮辱されたオタク」たちは一番早く彼に届くかもしれないツイッターで応援の声をあげたのだろう。

 事務所だけじゃなく自分たちの信念で推しを守ろうと。

 

 自分が知らない役者だから無名、そんな奴はクズ、そんな思考しかできない奴の中身のない誹謗中傷をいちいち見る必要はないし・・・そんな攻撃をする奴ほどすぐ忘れていく。

 だからオタクもご本人も、素敵な関係性が築けているのだから、どうか少しでも心穏やかに過ごしてほしい。泣いてもいい。生きてさえいれば。

 

 人気俳優さんなので、きっと来年のお仕事もたくさん入っているだろう。

 チケットを持っていたり、当落を待っているファンもたくさんいるだろう。

 だから、どうか今はネットの声なんか無視して、立ち向かわなくてもいいからスルーして、また舞台の上で輝く推しにファンの方々が会えますよう。

 

 感情的になってしまい読みにくい文章になってしまった。

 ちなみに、私に今は特定の俳優の推しはいない。

 ひいき目で見ている方は数人いる。

 だから、いてもたってもいられなくてこの悔しさとファンの方の温かさを記事にせずにはいられなかった。