「世界には推ししかいないんだ。」

2・5次元の感想や俳優の茶の間ライフ中心にアイドルや声優についても書いてるブログ。

最近読んだ漫画レビュー「ランウェイで笑って」

 こんにちは。

 連休用に借りてて読み切れなかったマンガを消化してました。

 珍しく少年漫画。題材がファッションなので興味を持ちました。

 以前から噂には聞いて気になってたし。今回はこちら。

 

 

ランウェイで笑って(1) (週刊少年マガジンコミックス)

ランウェイで笑って(1) (週刊少年マガジンコミックス)

 

 

 マガジン!?ってなりますよねww

 しかしこの漫画、漫画大賞2018の6位にも輝いています。

 読んでみて確かに面白いと思った!

 ストーリーは簡単に言うと、低身長ながらパリコレモデルを目指す千雪と貧乏で高校生というハンデを背負いながらデザイナーを目指す育人の二人をメインに描いた夢を追う少年少女の話です。

 二人は同じ高校なんだけど千雪は全然育人のことが記憶になかったのに、偶然に放課後一人で服を作っていた彼と出逢って認識して、認めていきます。

 個人的にはこの2人がどちらも好感が持てて好き

 千雪は美少女なのに身長だけが夢に届かない。でもメンタルの強さでめげずに、努力を重ね妥協もしない。すごく高いところをずっと見ているかっこいい女の子。自分の認めた人にはちゃんと尊敬を表せる女の子。育人への態度が最初と今で変わってるのがまさにそれ。

 一方の育人はおかっぱ男子。デザイナーを目指す男子高生ってどんな子なのか読むまで想像がつかなかったけどルックスがまさかのとても可愛い!おかっぱショタが好きな人にはぜひ読んでほしい。そして4人きょうだいの長男。しっかり者で頑張りや。家庭を守ってきたハングリー精神できっついこと言われてもあきらめずに頭を下げてがんばる根性のある子。

 育人の家族の物語も描かれているのだけど、いい家族なんですよ、泣いた

 勉強のできる妹ちゃんが好きです。ツンデレ

 芯の通ってる子ってやっぱ少年漫画の王道ですよね。

 そうです、この漫画はちゃんと少年漫画なのです!女性向けの題材とのギャップが面白い。

 私は今回5巻まで読んだんですが、ちゃんと立ちはだかるは次々に出てきます。天才と努力の対比も描かれているし、友情も努力も勝利もあります。それぞれの人物の葛藤もあるしそれにちゃんと向き合って越えていく。これって少年漫画ですよね。

 努力したぶんだけ全部きれいごとで認められないあたりは青年誌の雰囲気もありますがw大人たちが結構出てくるしシビアなところがちゃんと描かれている。なので、べたな少年漫画が飽きた人や大人世代にもおすすめしたい。

 この漫画では3回くらい号泣しました。3巻くらいまでとても盛り上げが上手く、すんなりと感情移入できたからだと思います。あと展開がアツイ

 途中から出てくる二人のどちらにも影響を及ぼす心という女の子がいるんだけど、私はどうもこの子が好きになれなかった。5巻のモデルのドロドロはきつかったです。

 あとはモデルの話になるとそっちがしばらく続くし、逆もしかりなのであえてそうしてるのかもしれないけど構成力がもう少し頑張ってほしいと思ってしまう。

 でも絵柄も綺麗で読みやすいし、話もアツくてシビアで好みなのでファッションが好きな人には基本的におすすめしたいです!

 面白い作品には細かいとこも要求しがちなとこある私。

 あと、響~小説家になる方法~も読みました。面白かったけど感想書きそびれた。これからまだ盛り上がりそうなのでいずれ書きたい。