「世界には推ししかいないんだ。」

2・5次元の感想や俳優の茶の間ライフ中心にアイドルや声優についても書いてるブログ。

口紅が塗れるようになった

 こんばんは、かのです。コスメの記事はご無沙汰です。

 私はベースメイクとリップでひどくかぶれたことがあってこの2つは決まったものしか使えません。特にリップは酷くて、ワセリンでも腫れてくるし、ラメ入りのグロスはだいたい水泡が出ます。

 現在愛用していて平気なもの:DHCのスティックタイプのリップクリーム

               ハニーフルリップ(チューブ)

               KATEの旧赤グロス(廃盤)

 少し前には美容液や色つきリップジプシーをしましたが、購入にいたるものはなく。

 (ファシオのCCリップは割とよかった)

 春だしピンクの口紅塗りたいなーと思って、いろいろテスターを試してみました。

 あれ?口紅のほうがグロスよりかぶれにくいような?(物によるけど)

 母にもらったマキアージュのサンプルは数回使ってもトラブルなし!ただ、そのカラーは現在廃盤なのと値段がお高いのでいろんな色が揃えにくい。

 コスメ好きの友人に相談してみたら、オペラは?って言われたので試してみました。

 今までもランキングで見かけたり売り場で見かけたことはあったんですが、スティックタイプの口紅を敬遠してたのでスルーしてました。友人はティントをおすすめしてましたが、シアータイプが気になったのでそちらを。数回テスターして購入しました。

 

 

【オペラ(OPERA)】シアーリップカラー (24 ニュアンスピンク)

【オペラ(OPERA)】シアーリップカラー (24 ニュアンスピンク)

 

  色は春っぽい鮮やかなピンク。サイズ感は普通の口紅よりミニ。

 細めの口紅なので筆ではなく直に塗ってます(ハニーフルリップを軽くのばした後)

今のところトラブルなし。クレンジングもオイルで一緒に落としてます。(資生堂のポイントリムーバーで荒れた経験あり)

 1000円少しなので失敗してもいいかなぐらいの気持ちだったので、可愛い色が塗れてうれしい!!グロスと口紅のいいとこどりな感じなので発色よくてさらっとしてます。時間経って乾燥してくると上からDHCのリップ塗って直してます。

 今持ってるリップクリームはオイル系のDHCとべたべた系のハニーフルリップなので、下地やお直しに使う固めのテクスチャのリップクリーム欲しいなと思って探し中。

 昔愛用してたサベックスのジャータイプは今年の2月に廃盤になったらしく国内では販売してないと知ってがっかり。

 ヴァセリンやニベアのジャータイプは購入して試したことありますが、荒れてダメでした。薬用系のモアリップとかメンソレータムのジャーは大丈夫ですが、医薬品なので常用はしたくない。貰いもののdプログラムはよかったけどテクスチャ柔らか目でコスパも悪い。うーん?昔無印で出してたグレープフルーツとかのジャータイプ好きだったのに廃盤になっちゃったし。

 今はハニーフルリップを薄く→オペラのリップ→乾燥する日はKATEのグロス薄く重ねるで使ってます。赤グロスだから濃くなりすぎる・・・。透明グロスよりもやっぱ下地に安心感欲しいからリップバームがいいなぁ。

 ちなみにオペラのシアーリップのおすすめポイントは、値段もですが、ラメなしなところ!ラメで荒れる人にはおすすめしたい!あとはスティック自体が柔らか目なので

直に塗っても皮がめくれにくい!(持ち歩き派には夏場は不向きらしい)

 最近はグロスでもラメなしってピンクはかなり少ないので貴重な品です!!

 また、いいリップアイテム見つけたらご紹介しますね。

 そして、リップに悩みすぎてストレスなあなたにご紹介したいマンガが。

 

天使1/2方程式 1 (花とゆめCOMICS)

天使1/2方程式 1 (花とゆめCOMICS)

 

  私の大好きな作家さんの漫画なんですが、美少年がリップケアやくせっ毛のアドバイスをしてくれるんですよ!!(主人公のお悩みががさがさ唇とうねる髪の毛)

 現在作者さん病気にて7巻で休載しているため、序盤でリップの話が出てくる程度で恋愛メインですが、こんな美少年に褒められたらちゃんとケアしようと思いません?

 マンガの感想はまた改めて書きたいくらいなんですが、こんなマンガ待ってた・・・!!w

 ダイエットを励ましてくれる乙女ゲーとか昔話題になりましたね。メイク好きでもコンプレックスには後ろ向きになってしまうもの。イケメンに応援されたい。

 特に髪やばい・・・なんとかしなきゃなぁと思ってはいるものの。

 メイク方面では、一重の目にコンプレックスなので最近やっとなんとか自分にできる精一杯のアイメイクを見つけたもののアイラインさぼりがちだし、シャドーはもっといろいろ試してみたい。

 年甲斐もなく練りチークもほんのり入れてみたい。季節で色変えてみたい。

 向上心はあるんですがなかなか続かないのが、女子力の低さですねぇ。

あんステ・薄ミュ斉藤篇を観た

 こんばんは。かのです!人生初の音楽配信を利用しました!!

 キャラソンとかはレンタル屋で纏めて借りる派なのですが、先日1枚間違えて借りてしまうといううっかりミスを犯しましてwまた1枚だけ借りるのも面倒なのでこの機会にと思って。主な音楽環境がMDコンポのUSBとウォークマンなのでmoraとアマゾンで迷ってMP3形式なのでアマゾンを利用しましたよ!ウォークマンでジャケが出るのも嬉しい。

 そして、宝塚オタの母を巻き込んでスカパーの日テレプラスに加入してしまいましたw

 6月に!!舞台男子のトークイベントが放送されるからですが←

 そして、前から気になってたけどこのチャンネル2・5次元にめちゃ強い!新しめの舞台作品を放送してたりオリジナル番組でも若手俳優をピックアップしてくれてる!再放送も多いので、舞台男子絡みの過去に放送されたりゅうじくんとしゅうとくんの番組も来月再放送される模様。

 WOWOWではひろきくんがMCの2・5の番組がやってますが、こちらも似たようなのやってますね。第二回のゲストがあらまっきーだって!!録画予約しましたw

 その神チャンネルで「あんステ」「薄ミュ」やってたので大きい画面で観たかったので配信じゃなくこっちで録画して見たのでした!

 ネタバレ・辛口ですのでこの二作のファンの方は閲覧控えて頂ければ・・・。

 前にこんな記事を書いてました。

 

 

otomegokoro-teatime.hatenablog.com

  あんステもネットでの感想などちらっと見た程度だったんですが、最近ハマってる某ゲームの推しCVが小澤廉さんだったので思い切って見てみました。お名前存じてたけど小澤さんと高崎さん、一慶さんはお芝居は観たこと無くて、きたむーは結構見てます。

 きたむーの嵐ちゃんはほんとリアル嵐ちゃんでしたね。まぁ中の人だしな。

 高崎さんはせないずの声に寄せてきてたのでなかなかリアルでした。

 一慶さんは北斗にはちょっと老けて見えるんだよなぁ。あと、よくも悪くも芝居がかったタイプのお芝居をされる方みたいで素朴な北斗とはイメージが違った。

 小澤さんはリアルにスバルがいたらこんなんだろうなってのを体現してくれていたんだけど、ゲームの中の人がカッキーなので声のトーンが違う。

 そういえば私の推しは零なんですが、こちらのキャストさんはしゃべり方は完全にゲームに沿ってくれてたんだけど声が小さくてマイクで拾えてないとこがちょいちょいあったな。あと、ウィッグちょっと襟足長すぎ?

 アンデは薫くんのキャストさんは歴タメとかBREAK OUTで見たことある子だったな。アドニスも違和感なかった。そして大神が意外とよかった!

ビジュアルはあんま似てないけどぎゃんぎゃん騒がしい感じが本物だった。スバルくんと似たようなリアルさ重視なお芝居で。

 本物だと思ったのは鉄虎くん。声質から歌から姿までそっくりだったと思う。

 ライブシーンはネットでかぶせ疑惑を目にしたけど、キャストさんが歌ってるのをいじって流してる口パクかなって印象だった。アンデと紅月の対バンシーンの演出はちょっとうざかったな。

 全体的な感想を言うと、学芸会。ビジュアルも似てなければ、歌や芝居にも問題あり。正直早送りして観ましたね。主にせないずと嵐ちゃんのコント?が観たくてw

あとは声質ってのもかなり2・5では重要だなと実感しました。

 Bプロの舞台化がモデルばっかでたたかれてたのはこれ観た人たちかな?

 あと気になったのは、神崎なんかはゲームで棒なのが味になってるし中の人がやってもよかったのでは?神永さんまだいけるんじゃね?薫は細貝さん難しそうだけど。そこは、嵐ちゃんがきたむーなのを絶対に推したかったのが感じられるなぁ。

 あとは双子はかなりいい線いってたんだけど、ルックスが残念。本物の双子がやってるだけあって身長や動きもぴったりだったし、歌もうまかった。ゲームで双子かなり好きな部類だから軽音部で会話してるシーンとか騒がしさが本物でちょい感動した。メイクが良くないのかね?キャラの恰好してないときの写真そんな酷くなかったのに。

 やっぱアイドル原作の舞台は観たくないなぁと思った。

 そして「薄ミュ」はひろきくんが出てたライブ2と沖田篇を見て、松田さんの斉藤さんもっと観たいなと思ったからどこかで観れないかなぁと思ってました。

 沖田篇の吸血シーンがいいエロだったので期待してたけど今回そうでもなかった?千鶴ちゃんは歌や芝居はうまかったけどルックス・・・松田さんの歌は微妙だった。

 前半かなり沖田の出番多くて、廣瀬沖田好きな自分は特だったw

 斉藤さんは見とれるほど美しいアップが多々あってそのために見てた感じ。

 私、ペダルや薄ミュの演出あんま好きじゃなくて・・・

 特に上半身裸とかイケメンでもどうしても苦手なんでエクササイズはいつも見れない。(同様の理由で話題の男水も観れない)

 薄桜鬼は原作が苦手で役者目当てで観てるんだけど斉藤篇もおおまかなあらすじは同じだったから少し退屈というか。沖田が毎回死ぬのも平助が羅刹化するのもかわいそうや・・・。

 今はあらまっきーが沖田やってるんだよね。また違ったタイプの沖田なんだろうな・・・観たい。でも裸は・・・。w

 その点そめさま仕事で脱がないから安心なんですよ。(?)

女性声優さんのおすすめ曲紹介パート2!!

 こんばんは。かのです!前回の記事が結構見て頂いているようなので、第一弾で紹介しきれなかったぶんを紹介します。

 私は、声優さんの曲はタイアップから入ったりなんとなく名前を知ってるから聴いてみるかーって感じで気楽に聴きます!w気に入るものは気に入るし、そうじゃないものも中にはあります。男性声優さんはキャラソンのほうが圧倒的に聴くかも。

 そういえば、皆様オーディオ環境って何使ってます?(唐突)私は外ではウォークマンにイヤホン、家ではMDコンポにUSBなんですけど古いのかなぁ。PCとかスマホで聴くのなんかしっくりこなくて。いまだにレンタル派で配信で買ったこともないし。

 さて、では本題行ってみましょー!w

水樹奈々さん

 前回、有名すぎて触れなかったんですけどかなりの頻度で奈々さんの曲は聴くのでやっと書きます!ハマったきっかけは「深愛」でした。よくこの歌が流れてたんですよ。声優さんの歌っぽくないし曲調がとても好きで(悲しい曲大好きなので)

そこから過去のアルバムを聴いたり、奈々さん好きの人と繋がったり、ライブにも一回地元で参加するほどファンになってしまいました!

 バラードから盛り上がる熱唱系、たまに可愛い系などなんでも歌いこなす方なので好きな曲も皆さんバラけるかと思います。とりあえずベストアルバムから入ればいいんじゃないかと思われます。何をおすすめしたらいいのか迷いますね・・・。こちらのベストの最後のほうに収録されてる「しゅごキャラ」で奈々さんが演じていたキャラのキャラソンカバー「迷宮バタフライ-deverse-」が地味に好きです。同ベスト収録曲では、PHANTOM MINDSSCARLET KNIGHTが個人的にはお気に入りです。

 

THE MUSEUM II(BD付)

THE MUSEUM II(BD付)

 

  WOWOWで4月に放送されてた東京ドームライブの映像を最近観て、やっぱライブもすごいな!と感動しました。出雲大社も録画したので楽しみ!

 

 ☆田村ゆかりさん

 再始動の予感がしてきたゆかりんゆかりんも地元でライブに行きました。FCにも入ってました。自分の中で、こんな可愛らしい歌が歌えるのはオンリーワン彼女だけだと思います。衣装の素敵さも毎回楽しみで、小悪魔っぽい表情も女なのにぐっときます(おい)女だからなのか、女子力あげたいときによく聴きます。メイク中とか!

 奈々さん同様歴史の長い方なので、やはり曲のおすすめは悩みますが割と最近で好きなのはEndless StoryFantastic futureです。アルバムは全ては聴けてないですがリリースされてるものの半分くらいは聴いてると思います。アルバム通して聴くとまたどれもいいんですよね。ベストをとりあえず!

 

 

Everlasting Gift(初回限定盤)(DVD付)

Everlasting Gift(初回限定盤)(DVD付)

 

  ☆堀江由衣さん

 ここまできたらこの方もはずせません。曲は遡って聴いてないので最近のアルバムでヘビロテが止まらなかったこちら。

 

 

ワールドエンドの庭 通常盤

ワールドエンドの庭 通常盤

 

 

  とらドラ!関係の曲やインモラリストが近年のイメージで強いんです私。その割にこのアルバムどっちも入ってないですねw全体の構成がよくて1枚通して世界観があります。「ミステリー...」からの「半永久的に愛してよ」の流れが好きすぎます。タイアップ系はゴールデンタイムですね。このアニメ挫折したんですが曲は好きです。

 

 ☆上坂すみれさん

 若手で一番好きなすみぺをここで登場させます!wすみぺはラジオから入って、アルバムを出されてるとのことで聴いてみました。(ラジオでも曲は流れてて気になってた)すみぺは歌姫じゃなくアイドルだと思います、歌やパフォーマンス力が他より高いわけではない(すみません)プロデュース力のなすところが大きい。あとは、本人のキャラやミュージシャンの方との人脈も大きい。本当面白い方です!2枚のアルバムが出てますが、個性溢れる作品となっています。なかなかマニアックな方々からの楽曲提供が多い中、「閻魔大王に訊いてごらん」「罪と罰-Sweet Inferno-」はなんとElements Gardenの方からの提供なのでアニソン好きさんにもおすすめ!

 

 

20世紀の逆襲(初回限定盤A)(Blu-ray Disc付)

20世紀の逆襲(初回限定盤A)(Blu-ray Disc付)

 

  最近はキングの何枠だかわからないけどタイアップも多く推されてるので、リリースも多く嬉しいですね。

 以上が有名な声優さんと推しでした。ここからマイナー路線で前回泣く泣くカットした方々を紹介したいと思います。

 ☆ARTERY VEIN

  今井麻美さんとキタエリさんのユニット。ホラゲのタイアップが多かったのでダークな世界観がお好きな方におすすめ!お二人のハーモニーもとても美しいです。

 ソロバージョンも収録されてるので聴き比べもおすすめ。サビからはアップテンポになるのでホラー苦手な私みたいな人も大丈夫ですよ!

 

 

ARTERY VEIN 1stアルバム「ARTERY VEIN」

ARTERY VEIN 1stアルバム「ARTERY VEIN」

 

 ☆fripside

 ソロでも活躍されてる南條愛乃さんが現在はボーカルを務めているユニット。レールガンの楽曲などが有名ですね。透き通った声とアップテンポな曲調が意外と相性抜群な今っぽいアニソンが多いです。アルバムはせつなさ全開のしっとりバラードも多数収録されてるのでおすすめです!よく聴いてたのはこちら。

 

  syster's noiseがいきなりの1曲目で高まります。

 

 ☆ゆいかおり

 活動休止が発表されましたがベストアルバムが出るので後世に語り継ぎたい可愛さ爆発ユニット。私はあらぶってお台場までライブに行ったことがありましたな。ゆいちゃん推しなのでソロでの曲も聴きますが、二人の双子のようにシンクロするダンス、真逆の声質だから出せるにぎやかさあたりも素晴らしい。どハマりしていた当時にリリースされたヒャダイン氏提供の「ウエイカッ!!」を推したいのでこちらのアルバムを。

 

Bunny

Bunny

 

  うさみみかわいすぎかっ!!!正統派アイドル尊い。元気出ます。

 

 ☆井口裕香さん

 ゆかちさん。アニサマの録画でHey Worldを聴いて「なんていい歌だ」と思って井口さんのアルバムから入った人。最近はラジオもたまに聴きます。イメージカラーが黄色っていうのもぴったりだし、ご本人も言ってた「クラスにいるにぎやかなやつ」みたいな立ち位置もとても素敵だと思う。いつだかブログで触れた気がするけど井口さんの

アーティストとしての心構えみたいなのがほんっと好きです。声質のかわいさを堪能できる曲も豊富な最新アルバムはこちら!

 

az you like...<通常盤>

az you like...<通常盤>

 

  文字数やばいけど、これ系の記事は気になるとこのみ読んでもらえればいいので続けますね!第三弾はないかもなのでw(声優さん以外のアニソンとか劇中ユニットは書きたいかも)

 

 ☆小松未可子さん

 移籍後の楽曲まだチェックできてなかったので、キング時代のもので失礼します。

 みかこしは少年や大人の女性役もこなせるハスキーめな声質なので、キング時代は暗めの歌が多かったですね。歌がうまいので雰囲気のある曲が映えます。

 

e'tuis(初回限定盤)(DVD付)

e'tuis(初回限定盤)(DVD付)

 

  「終わらないメロディを歌いだしました」が知る人ぞ知るマイナーアニメの主題歌で印象強いですね。

 

 ☆早見沙織さん

みかこしと少し曲調が似ているような気がするのでここではやみんを。彼女めちゃ歌うまいですよね!落ち着いた癒しボイスが魅力の声優さんですが、歌のほうでは力強さや表現力がさらに感じられる本格派楽曲揃いです。「やさしい希望」が聴きやすくおすすめ。1stにして楽曲の幅が広い上に作詞などもされてるのでこれからがますます楽しみなアーティストさんです!

 

「Live Love Laugh」<CD+Blu-ray盤>

「Live Love Laugh」<CD+Blu-ray盤>

 

  女性声優さんはユニット以外にソロで活動されている方も多いので、楽曲の方向性の違いを楽しむのもよしですね。あまり人を選ばず聴きやすいポップスを歌ってる方が多いですし、その中でも個性が見えて面白いですよ!女子はなかなか手を出しにくいかもしれないけど男性はもちろん女性にも、もっと彼女たちの多彩な楽曲に才能に触れて頂けたら私も嬉しく思います。みなさん基本歌がうまいですし。

 私もさらなる発掘を続け、また素敵な作品に出会ったらご紹介しますね!

 今年は奈央ちゃんがデビューしてめでたいです!

 

 

ベストアニメ100から個人的におすすめしてみる

 どうも、あまのじゃくです。名前あまのじゃくに変えようかな?って今ちょっと思いました。かのです。

 前回の記事においてアニメにはちょっとこだわりあるよみたいな匂わせ方をしたので、好きなアニメ作品の話をしようと思ってたらNHKでこんな番組がやってましたね。

 うちは家族がアニメ観ないのでチャンネル権がなく番組は観ていないのですが、100位までのランキングが公式に記載されているのでそれを参照し今回の記事とします。

 

www.nhk.or.jp

 2000年代おもに2010~あたりがメインとなります。100位から見ていきます。観ていないものには触れませんが観たけど嫌いなものには触れます。

 まず、100作品のうち個人的NG(観たことがある)→キルラキルヘタリア黒子のバスケ、落語心中、カードキャプターさくら、リボーン、Free!セーラームーン、ユーフォ二アム、夏目、ギアス、エヴァ、おそまつ

 上記は興味がない、切った、嫌いなものです。スポーツものと腐ってるのが苦手です。それ以外は好みじゃなかっただけです。特に悪口を書く気で挙げたわけではありません。NGが似てる人は好きな傾向も似てると思って書きました。

 以下は100位から順に特に好きな作品に触れていきます。

 

 83位 あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。

 当ブログでも岡田氏の脚本が好きと公言しています。本当せつないです。泣けます。

有名ですが人は選びますね若干。声優陣も中堅~当時若手扱いだった人までうまい方が揃ってます。このあたりのノイタミナ作品がとても好きでした。

 81位 K

 腐っている要素がありますが、美少女も数名出てくるので男性にもおすすめ。オリジナルストーリーで展開が読めない、中二、綺麗な絵柄、仲間要素。声優陣こちらも女子受け抜群のキャスティングでした。メインなのに人気が他に負けている、シロを中心にネコ、クロの3人が好きです。劇場版も併せておすすめ。(舞台も)

 77位 Angel Beats!

 このあたりのkey作品信者です。死後の世界を舞台にした学園コメディ。keyなので登場人物の過去は重いです。劇中バンドの曲がとても素敵です(暗いけど)

ギャグのセンスがやっぱ好きです。ストーリー的には残念なとこも目立ちますが。

 74位 少年ハリウッド

個人的に激推し作品です。男性アイドルものですが、ストーリーがしっかりしています。ご都合主義じゃないところがいい。絵が古臭いとか見てて恥ずかしくなると知人に言われましたが、この作品のよさは恥ずかしさを乗り越えたところにある!!!楽曲も良いです。1話まるごと演劇やったり音楽番組やったりするありそうでなかった構成にも拍手。クラウドファンディングで存続を目指している作品なのでアツイファンがいると思います。アイドルものに飽きたらぜひ!

 73位 マクロスF

有名なのであえて多くはいらないような。私はランカ派です。楽曲もさすがの名曲揃いです。劇場版は観て、二次元に絶望しました。なかったことにしたry

 68位・16位 ご注文はうさぎですか?

1話で挫折を何回かして、見続けたけど結局闇も何もなかった。そこには萌えと癒しだけがあった。チノちゃんで水瀬さんに出会えただけでも意味があった。

 66位 アイドルマスター

これも個人的激推しアイドルアニメ!PSPからアイマスやってたのでゲームからアニメの順でしたが、各キャラのメイン回、みんなのサクセスストーリーと見応えのある良作です。王道美少女アイドルアニメならこちら!いまだに曲を聴くだけで彼女たちの努力を思い出して泣きます。

 58位・41位 けいおん

京アニ沼に落ちた作品。最近の作品はいまいち合わない(境界の彼方は大好き)。

女子高生が軽音部でバンドやるだけの話なんですけど、それだけじゃないわ・・・

アイドルものではないですが中の人をキャラと同じように応援できるアニメのさきがけだったかも。楽器の練習もされてライブとかしてましたし。曲も可愛いものからカッコいいものまであります。推しが1周回ってみんな好きですが最愛はりっちゃん。劇場版も併せておすすめ。

 51位 四月は君の嘘

激推し作品。ネタバレは絶対みないで観てほしい。最後の最後に伏線が繋がったとき涙が止まらなかった。全員片想い系が好きな人にもおすすめだしクラシックの知識がある人はより楽しめそう。声優陣は若手ですが実力派揃いでした。花江くんの演技力に脱帽。手放しで万人におすすめしたい作品。

 35位 シュタインズゲート

激推し。アニメ観てからゲームもやりました。ヒロインはまゆりと鈴羽推し。ストーリーは一番の肝ですが、キャラの濃さ、中二、オタク用語満載の会話も楽しめる。ギャグとシリアスのバランスがいい作品が好きです。科学ADVシリーズですが、科学のことわかんなくても大丈夫!w

 25位 氷菓

こちらも激推し。もう5年前の作品か。推理小説が原作なので話の安定感はしっかりしつつ京アニの作画クオリティなので文句なし。学園モノで事件が重々しくないので気軽に見れます。シリアスすぎるのも苦手なので。意外にも化物語よりも順位が上なんですね。人物も作風もあちらのほうが個性強めだもんな。知名度は抜群だけど。

 21位 クラナド(アフターストーリー)

これもゲーム買ってやりました。伊吹風子と出会わせてくれてありがとう。学園モノ好きなので一期のほうが好きですが、最後まで観たくなる名作。一期なんでランクインしてないの。

 

 10位以内だとまど☆マギ、タイバニとても面白かったです。まどかは何回か挫折してますけど、ラスト数話の伏線回収からが本番だったんですね。全話見てから2周くらい見直しました。杏子が好きすぎて。タイバニは岡本さん出てたので見てましたが、

真逆にとてもすかっとするいいシリーズでした。

 やっぱ本当におすすめしたい作品はあまり順位がよくなかった。なんであれが入ってないの?ってのがたくさんあります。

 改めて振り返って好きなジャンルが、タイムループもの、アイドルもの、ストーリー重視、学園ものあたりだと再確認できました。ランクインしてないですがラブコメ、お仕事ものとかも好きなんですけどね。

 

 

けものフレンズ見てみた

 謎の体調不良によりGWはひきこもりな、かのです。こんばんは。

 辛うじて起きていられるようになったので今話題の「けものフレンズ」を一気見してみたよ!

 流行のもの、しかも社会現象にまでなってるものはとりあえず観て観る派なのでw

 マイナーなアニメが好きな傾向なのでハマったり好きな作風なのって半数くらいなのですが。

 1話を観て、そんなに作画や演技が無理ではなかったんですが(妖怪ウォッチをしばらく見てたから子供向けアニメへの耐性がついたのか?)いったん置いて、2話~を纏めて観ました。

 どうして話題になっているのか?はだいたいネットの情報を見ていたので1話は観ながら、「ああ、こういうポジティブな言葉の飛び交うアニメっていいな」と感じました。やっぱり現代社会に疲れた大人にしみるのか・・・。

 2話からは怖いと話題だった遊園地白黒EDですね!低予算だったからってだけでなく、あの映像にしたのは意味があると読みたくなる気持ちはわかる!

 OPはさすがの大石氏楽曲。めちゃキャッチーで覚えやすい!中毒になります。

 話はサーバルちゃんとかばんちゃんのロードムービー。さまざまなフレンズさんたちと出会い、助けてもらい、ちゃんとお礼に彼女たちの困りごとに対処してあげて助け合いながら進んでいきます。かばんちゃんは「ヒト」であり、何かを考えて道具を使うのが得意なフレンズとして活躍しています。

 私はハカセが好きです。中の人が好きなのと可愛い声と無表情、博識というギャップが面白い。それぞれみんな個性的なのでキャラも多いし、気になる子を見つけるのも楽しいかも!

 だいたいかばんちゃんのひらめきでピンチを切り抜けられますが、11話は様子が違います。これ、リアタイ視聴してたら1週間息できなかったんじゃ?という展開で終わりましたね。オリジナルアニメならではのスリルですがのほほんと進んできたけもフレなので突然の鬱展開はつらかった。最終回は綺麗に終わってくれるので観終わった後はすっきり気分でした。

 個人的にアイドルオタクなのでアイドル回と最終話は泣きました。涙腺弱くてw

 そして、やっぱ一番最初から一緒にいてくれるサーバルちゃんには泣かされますね!

彼女は「すっごーい!」ってとにかく言ってくれますし、元気でとてもいい子です。この作品の象徴はサーバルちゃんだ!

 ネット民が使っている用語はそこまで本編に出てこなかった印象でしたが、少ない回数ながら浸透して使いたくなるような印象的なセリフって名作には欠かせないですよね。そして、けもフレのセリフがネットでこんなに多様されているのは、使いやすいとか響きが面白いのもあるけど、素直に褒められる機会って現実では悲しいかなあまりないからなのかなぁと思ってしまいました。褒めるって人を成長させるいいことだと思うけど、なかなか難しい。

 私は設定の細かいとこなどにはあまりツッコミをいれないタイプなので、これくらい伏線回収をしてくれれば満足です。掘り下げにいって尺が足りなくなるアニメって多いしモヤモヤするの嫌なんで。

 遊園地だったりどうしてフレンズ化するようになったのか、この世界はなんなのか、考察を深く楽しみたい層から可愛いフレンズたちがわいわいしている姿をぼんやり眺めたい人まで広く、それぞれのスタンスで楽しめる作品でした。

 メッセージ性も強いけど、そこを全面に押しすぎるのでもなく狙ってブレイクするタイプのアニメの脚本とは違った絶妙なバランスで素晴らしい。

 道徳教育に使ってもいいんじゃないかと思ったくらいです。

 絵柄が萌え絵というより子供番組寄りなので、萌え絵が苦手な層にも見やすい。

 私は1話を見てそこまでピンとこなかったので、どこまで観るかを迷ったのですがとりあえず4話までの視聴をおすすめします!4話で一度不穏な香りをさせてくるので。リアタイで話題になったのも4話かららしいですし。

 気になったアニメはとりあえず1話を見て視聴判断するんですが、3話とか観ると作品の雰囲気が合う合わないが見えてくるように思います。でも、この作品は4話まで!

 さまざまな感想を書いてる方が多数いると思うので、ありきたりなことしか書けませんが話題になるのも納得。ダークホースなのも納得。個人的に好きな類の作品でした!

 自己紹介がてら、2010年~のアニメの好き嫌いを書いた記事を作ろうと思ったんですがそこそこ長くなりましたのでまた今度書きたいです。アニメってみんなが観ている作品以外で話が合うと嬉しくなるというか、その人の好きな系統がわかって楽しいですよね。

 今期はそこそこ本数見てるほうですが、サクラクエスト面白いと思います!wこれは、ほんとつまんない人はつまんないと思われます。有頂天家族2もそうかな?どっちもP.A.WORKSですね・・・!全く期待してなかったけど案外楽しめてるのがエロマンガ先生。山田エルフ可愛いわ。

 

追記:この記事を書いて日数が少し経過しましたが、けもフレいい意味で自分の心に残り過ぎない作品でした。キャラ萌えが激しかったり脚本に癖があると余韻が残りすぎるので。

舞台男子the documentを読了して

 こんばんは。

1000円以上の本って手が出しづらい、かのです。そんな私が2000円近く出して買ったのがこちら。

 

 

舞台男子 the document

舞台男子 the document

 

  お目当ては染さま!出演作を観て気になった俳優さんも何人かいたのでお得感もあるし発売前からゲットする気でいました。1のほうは読んでないのと、webの連載も読んでいませんでした。

 簡潔にこの本の感想を述べると、写真がめっちゃ美しいのと彼らの生い立ちからそれぞれの舞台の仕事を振り返ることができる本。

 特に写真のよさにはだいぶ救われていますね。写真は全部同じ方ではなく2人のカメラマンさんが担当されてるようですがいずれも各俳優さんの雰囲気にあっててとてもいいです!

 そして、とても残念な点。インタビュアーのおうちようこ氏の文章?インタビュー力?酷いです。私この人のはネットでゲネの記事とかしか見たことなかったんですが、文章がポエミーでとっても読みづらい。染さまから読んだんですが、拒否反応がすごくてどっと疲れたし、何度か読み返したけど意味がわからない箇所がありましたね。

 この人は自分のこと作家か詩人か何かと勘違いしてないか?インタビューで重要なのってわかりやすさと相手の話を引き出すことのうまさじゃないのか。「矜持」とか口語で使わない単語連発しててかっこつけすぎうざかった。

 私、実は2週間以上前には読了してたんですがこの本の感想を書くにあたって、おうち氏の批判は避けて通れないので萎えてしまって書かなかったんですよね・・・。

 あとね、特定の俳優さんをひいきしてるのがわかる名前の出し方しててイラつきました。確かにすごい方々なんだけど、特にインタビューされてる役者と仲がいいわけでもないし共演で相方役をやってるわけでもないのに、ここぞとばかりに出してくる。そんなことより私はこの役者さん自身の話を聞きたいのだけど?

 以上のようにヘイト溜めまくって読んでたので1回に2人ずつくらいしか読めなかったです、疲れて。

 この本の売り上げはあくまで役者さんたちの人気であって、あなたへの評価ではないと訴えたい。(1が出たときにも同じことを書いてる方がいた)

 最後にもう一つ気になったのが、同じセカンドシーズンに掲載されていたおごたんとりゅうじくんのがカットされていること。2人の人気を考えると別口で販売するとかして儲けようとしてる?とまで思ってしまった。

 あ・・・帯にも「矜持」って書いてた。どんだけこの単語好きなんだよ・・・!w

ひらがなで「すてき」とか「尊い(たっとい)」ってのも引いたけど。

 ここからは染さまのを読んでの感想。ネタバレなのでこれから読む方は戻る推奨。

 ・染さま

 まず、写真が美しすぎる!このくらいの暗めの髪色が個人的に好みなのでさわやかな青シャツも映えてほんと素敵。涙袋にほくろがあるとか知らなかった・・・

 最初読んだときマジで泣くと思った。ファンへの気持ちにまず泣かされる。数の多い少ないに関係なく、好きだといってくれる人を幸せな気持ちにしたいとか、応援してくれる人の活力になりたいって基本姿勢だけど、言葉に真実味がある人だと思った。だってあのスケジュールでもほぼ毎日ブログ更新してるのすごいと思う。有言実行。

 こんな美しいルックスなのにやっぱ中身めっちゃ男前なんだよなぁ。死ぬ気でっていつも言ってるけどちょっといろいろと心配になる。

 目立ちたい気持ちが根底にあるわけではないっていうのも、仕事の大小にはこだわってないんだなぁ。私の考えが浅かったと思わされたし。でもやっぱ少しでも多く真ん中に立ってほしいと思ってしまうのが推しへの気持ちというか。

 頑固とか天邪鬼で流行りものが嫌いって言ってるのも、染さまってこうだよなーと微笑ましかったw協調性があるんだかないんだか不思議な人だ。

 目のことにも触れてるけど前に他のインタビューを読んだときとブレてなくて、ここでまたファンへの心遣いに泣かされる。当たり前のことって言ってるけど、想像してみてすごい大変だと思った。強い人だなぁ。

 そして、稽古場でやったことしか舞台ではやらないというのは鶴丸観てるとちょっと意外。あれも作りこんでから舞台でやってたと思うとすごい。一方、ピンチの時の対応力の高さと素早さにもすごく長けているらしい。頼りになる人だ。

 当たり前に頑張るって言葉ほんと尊敬する。彼ら若手俳優さんを観てると頑張るのが苦手で仕方ない私もたまになら頑張ってもいいかなって気になる。その最たる存在が私にとっては染谷さん。

 周りの人に感謝していると言ってたけど、ご両親の育て方とか本人の優しさやまじめさもにじんでくる言葉の数々でした。そしてやっぱ天然なのか不思議ちゃんさが隠せてないwそういう正直さも好きですね。突然のノリツッコミには笑ったw

 語彙力がなさすぎて私には染さまの素晴らしさを伝えることは難しいようだ・・・。

 他の役者さんの感想も書きたかったんですが、文字数が結構になってしまったのでまた改めて機会があれば書きます!(文句が多いからこうなるってわかってますよ・・・。)

 

「心が叫びたがってるんだ」は佳作だった。

 こんばんは。かのです。

 岡田磨里氏熱が高いうちにここさけを観ることにして、観ました!

 今回の感想はネタバレを含みますのでまだ観ていないけどこれから観る予定の方は戻るを推奨致します。

 私はこの作品については主要キャストの声優陣くらいしか知らないで観ました。

 キャスティングについては、仁藤が他の3人に比べて劣ると感じました。茅野さんあたりがやりそうな役だけど「あの花」に出演されてるのでダメだったのかな。

 坂上役の内山くんは個人的に好きなので、歌のシーンはお察し・・・(クレームがきても仕方ない)ですが、この手の王子様キャラを嫌味なく普通の男子っぽく演じることにおいては信頼しています。「あの花」が同様に子役出身者の入野さんだったので順当なキャスティングではないかと。

 そして、今回ぴったりだったのが成瀬と田崎。まず、田崎の細谷さんは声質が骨太なのでただのイケボではなかなか出せない野球部男子がしっくりきすぎ!ご本人も天然っぽい雰囲気があって、以前に観た方言を喋る役もとてもよかったのでキャリアは割とある方ですが、都会にすれてない普通の高校生が似合います。

 ヒロインの水瀬さんは、個人名義の歌をCMで聴いてとても歌声が好きだと思った声優さん。歌唱シーンはとても上手でしたし、声のかわいさ(落ち着いているが、かわいい声)も序盤ほぼ声を発さない成瀬にはぴったり。声を聴けたときの喜びが倍増します。彼女は「ごちうさ」のチノちゃんで有名ですね!私はとても好きなお声です。

 キャラは、リア充感の強い坂上と仁藤が苦手でした。一番感情移入できたのは成瀬。田崎はわかりやすい。ただ、この映画はヒロインの成瀬に共感できないと本当に苦痛だろうなと感じます。彼女は幼少期のトラウマから人前や母親の前では声を発しません。クライマックスの劇の本番のシーンも個人的な理由でばっくれます。周りとコミュニケーションをとって成長してこなかったので精神的に幼稚です。

 ただ、坂上が言っている通り喋らないけど表情豊かな女の子であり、反応がいちいち可愛い。お喋りで、言葉で人を傷つけてきたから喋らなくなったという設定も私は納得できました。

 そして、成瀬の性格以上にこの作品が人を選ぶのは脚本。岡田さんワールド炸裂。彼女の作風を知った上で観てる自分のような人は「やっぱ岡田ワールドはこうだよね」となるでしょうが、「あの花」しか観ていないとか初見の方は辛いと思う。

 まず、成瀬の幼少期のトラウマが重い。ラブホとか連呼してるし。(確かにラブホってお城みたいな外見してるの多いような)母親も彼女へのあたりが強い。

 レビューなんかで「君の名は」と比較して酷評してる人がいるけど、これはそもそも万人向けのアニメ映画ではないです。(君の名はを観てないので比較できませんが)

 岡田さんの作品の特徴として、人物の心理描写の巧さがありますが、思春期のつらい記憶を思い起させるような傷のえぐり方をします。登場人物が抱えてるものとして、家庭環境やひきこもり、失語などがあるのも岡田さん自身の体験からきてると思われます。

 つまり、ここさけも深夜アニメではなく劇場公開作品ですが、共感できない人々も確かに存在する。対人関係で悩んで病んだりした経験が学生時代にない人やメンヘラを理解しようとしない人にはお門違いな作品なのです。逆に、覚えのある人にはすごく傷をえぐってくるので辛くて涙が出たりします。

 私も明るい青春はほとんど過ごしていないので、成瀬がつらい思いをするたび泣いてた。人の痛みに敏感すぎて自分を追い込んでしまうようなタイプの人におすすめしたい作品。現役の高校生から大人まで。

 作風繋がりで、私はエンディングが乃木坂って知らないで観たんですがこの曲は乃木坂のアルバムをヘビロテしてたので好きな曲のひとつでした。エンドロールでイントロが流れたとき「ん?これ私めっちゃ好きな曲だ・・・なんだっけ?」ってなってボーカルが入ったとこで気づきましたw

 深夜アニメだったらメジャーアイドルの主題歌はないだろうと思ったけど、劇場作品なのでタイアップで乃木坂のファンの方が観に来るかもしれないし結果よかったと思う。

 なぜなら、乃木坂の歌の世界とここさけの世界観はとても近いものがあります。私はどちらも好きでまさかアニメのエンディングで乃木坂を聴くことになるとは思わなかったけど、好きな世界同士のコラボとても嬉しかった。

 どちらも学校になじむのが苦手な人が共感できる世界観です。

 さて、私がこの作品を惜しいと評価する理由を述べますね。ラストシーンです。

 王道を狙ったと思わせておいて、最後は成瀬が坂上にまさかのフラれる展開。そして、田崎が成瀬に告白。坂上は仁藤とよりを戻そうとします。どうなったのかは描かれていない。

 おそらく、成瀬が成長する試練として失恋させることは最初から決まってたんじゃないかと思います。でも、田崎が好きになる描写がそんなにないし、仁藤は明らかに坂上に未練があるのでおそらくここ二人はくっつく。田崎はフラれるでしょう。

 坂上よ、こんなに世話やいて好感度あげといて成瀬をふるってお前・・・。

 ばっくれの際に成瀬が坂上の悪口を思いつく限り言うシーンはなんか笑ってしまいました。傷つけるような悪口じゃないしwほんとモテると思ってんじゃねーぞ!ですw

 そして、学校生活においてもその後の話がありません。ばっくれから戻った時点で成瀬は話せるようになってましたが、これからもそのままなのか?そんな単純な話なのか。フラれた相手と元カノがよりを戻して、同じクラスで耐えられるのか?この二人と友達になるのは難しいだろうから成瀬はまたクラスで孤立してしまうのではないか。クラス替えや進学でまたうまくいかないんじゃないか。そんな不安を残して終わってしまった。後味が悪いです。きっと見返すことはない作品ですね。

 心のうちにあふれる声は言葉にしなきゃ伝わらないというのがテーマですが、告白してみたら(結果が想像できてたとはいえ)フラれるなんて救いがなさすぎるよ。

 せめて、全員片想いエンドを希望したかったです。それならまだ成瀬も救われる。

 その点でのみこの作品は惜しいです。「キズナイーバー」ではある程度納得できる形で恋愛関係が終着したのでなおさら。

 ミュージカルも、私は学生演劇が苦手なので、抵抗あったのですが劇中劇は成瀬の書いた文面で読まれるだけでフルで入ってくるわけではないので見やすかった。

 玉子と王子をかけたファンタジー演出も面白かった。ここの内山くんの演技とても好きです。コミカルがこことDTM研しかなかったのが物足りないかな。

 総評としては、一般向け(劇場アニメ)として制作したものの、脚本がやっぱり一部の人をはじいてしまうのでどっちつかずの作品になってしまった。「キズナイーバー」のように深夜アニメファンに向けて作られた尺も長いもののほうが中途半端にならずにいいと思った。

 結末も一般層にアピールしたかったように見えるが、かえって作品の質を落とす結果になってしまった。本当に惜しいです。

 やっぱりこれはメンヘラが出てくる映画です、一部の人に向けていますと予告したほうがよかったんではないだろうか。それだと売上伸びないだろうから、一般に向けないで好きな人はどうぞというスタンスで作ったほうよかったんじゃないだろうか。

 最後に成瀬とてもよかったです。