「世界には推ししかいないんだ。」

2・5次元の感想や俳優の茶の間ライフ中心にアイドルや声優についても書いてるブログ。

私にとっての服を買うということについて語ってみる。

 今日はもう5月も終わるというのに、春物の服を買った。

 前に服を買ったのはいつだっけ?と思ったら、ちゃんと春にカットソーやニットを買っていたことを思い出した。

 服を買ったことを忘れていたくらい、この春は自分にとってオシャレとかに意識を傾ける暇がなかったのだなと感じた。

 今日は、目当ての服に近いものをゲットできて帰ってきてから、疲労感と暑さと共に満たされた気持ちになれた。

 この服をどうやって組み合わせようかな?

 これは欲しい色とは違ったけど、なかなかよかったかも!

 買った服を並べて、タグを切って、そんなことを思う。

 そういう買い物は多分、昨年の秋物以来だと思う。

 この春は、秋に着れなかった秋物をたくさん着ていた。

 お気に入りの服を着倒すまでは、新しいものに興味が沸かないのだ。

 

 そして、私は服装へのこだわりが強い。

 だいたい、こういう色でこういうデザインの服が足りないので欲しい。

 目的を持って買い物に行く。

 しかし、こだわりが強いので妥協がなかなかできない。

 買い物の途中でカフェでお茶を飲むなど、考えられないくらい集中する。

 なので、なんの収穫も得られずに家路につくことも多々あった。

 

 そのあと、街中以外の郊外のショッピングモールやネットを見ても、納得のいくものは見つからないことが多い。

 

 それがなぜか最近わかった。

 だいたいの洋服屋には、流行りに沿ったものがラインナップされている。

 ショッピング中に今季のトレンドがなんとなくわかるようになった。

 この「トレンド」っていうのがまたくせものなのだ。

 沿っていない服や真逆の服はまぁ見つからない。

 私はトレンドでも自分が「ダサい」と感じるデザインは買わないし、着ない。

 好みに合ったトレンドだけ買う。

 

 また、季節というタイミングも買い物には大切だ。

 今日は泣く泣く部屋着になったお気に入りのロングカーデに代わるものを探す。

 それもミッションのひとつであったのだが、夏に売っているロングカーデは薄手だ。

 秋にも使うから、これは秋に買ったほうがいい春物だなと感じた。

 今回はシャツが欲しいというミッションもあり、2枚お目当てに沿った違うタイプのものを買えたのでそれで代用しようと思えた。

 柔軟性が大切だ。

 

 ところが以前すスキッパーシャツを探しに行ったときは、予算がなかったし、どこの店にもピンとくるものがなく、妥協して買ったけど、しわになりやすく出番の少ないシャツを買って帰った。

 本当に服とはめぐり合わせだ。

 

 基本的に「足りない服」を買い足しているだけなのだが、「いろんなジャンルの服を着てる」と職場の人に言われたことがある。

 確かに、その時の自分のブームはある。

 

 高校生くらいの頃は「自分の好きなジャンル」がわからなかった。

 当時流行りのギャルブランドでたまに買ってみるがそれが「自分好み」なのかはわかっていなかった。

 今みたいにファストファッションも充実していなかった頃だ。

 

 私の中で最強の「自分ウケ」なジャンルに出会ったのは、社会人1年目頃だった。

 ちなみに服装は自由だった。

 私は「クラシカル」テイストの服装が好きになった。

 一番好きなのはハマっていた頃のカジュアルが一切ない「fint」さん。

 どこかレトロでガーリー全開。花やリボンのモチーフを使ったカーディガンやワンピースが定番だった。

 当時声優のイベントに通っていた私は、イベがあるときには必ずこの店で新しい服を調達し、タンスが服で溢れかえった。

 店員さんの認知も頂き、勧められるままに買っていたこともあった。

 

 25歳、年齢に捉われた私はこのブランドを卒業する。

 病んで薬の副作用で太ったのでここのフリーサイズが入らなくなったこともあった。

 研究を重ね、「年相応」というものを必死に学んだ。

 

 数年して、すっかり捉われから解放された私は、今「自分ウケ」するいろんなジャンルの服を着ている。

 ただ、好みに合わないけど勧められたものはお断わりする。

 タンスが溢れかえらないように「足りないアイテム」を買う。

 

 服の単価もすっかりプチプラになった。

 いろんな失敗や学びを経て、似合うかどうか、素材が高見えするかをジャッジする目が肥えたのがよかった。

 

 私にとっての服は、「好き」であり、「自己表現」であり、「TPO」である。

 何にでも言えることだが、価格だとか流行りだとか「捉われ」に開放されたときに

 一番服選びが楽しくなるのだと学んだ。

 

 そして、そんな大事な服との出会いであるショッピング。

 私は絶対に一人で行くことにしている。

 友人と買い物に行くことは目を狂わせるし、気を遣うので好きではない。

 買って後悔したこともあった。

 ついていくのは好きであるが、すっかりそんな機会も今はなくなった。

 

 最後にひとつ、大事にしていること。

 事前に「何を買うか決めていく」。

 上記のようにがちがちにイメージを固めすぎると、マッチしないので、アイテムだとか色だとかを決める。

 予算も決める。

 事前にそのブランドのネット通販で商品を見ておく。

 レビューがあるサイトも多いので、口コミやユーチューバーの購入品紹介なんかも見る。

 素材感やサイズ感はそこでめぼしをつける。ブックマークなどもできるサイトが多いので、ブックマークしておいて店頭で探すと早い。

 もう一つは、「必ず試着」!

 着てみると残念ながら服に選ばれないことが多々ある。

 あれ?なんか太って見えるな。

 この色だと顔色がくすむな。

 シルエットやカラーは着て見ないとほんとにわからないので、運命の出会いは適当にしていては果たせないのだ。

 実際に買った商品が変わることよりカラーが変わることのほうが私は圧倒的に多い。

 

 今日は良い買い物ができたので、少しいつもと違う雰囲気のネタで書いてみました。

 服装難民の皆様、「好き」を見つけるヒントになると幸いです。

 運命のコスメとか下着の話もいつか書きたいなぁ。