「世界には推ししかいないんだ。」

2・5次元の感想や俳優の茶の間ライフ中心にアイドルや声優についても書いてるブログ。

私が「アイドルになりたい」と思わず、オタクを続けていることについて考えてみた。

 こんばんは。

 今朝、おかしな夢を見たんです。

 自分がアイドルグループの一員になって「ありえない」ミスを重ねまくる夢。

 冷や汗と共に目覚めました。

 

 学生時代の「これは困る」エピソードを今でも夢に見ることがあるのですが、それよりも全然リアリティがない夢。

 ちなみに何かの「鍵」を無くす夢を見ることが多い。

 

 さて、「アイドル」大好きな私ですが・・・生まれてこの方「アイドルになりたい」と思ったことがない!

 理由としては容姿だったり、根性がなかったり、協調性がなかったり・・・とにかく「適正」というものがなかったから。

 でもこの条件を全部満たして転生できたとしても、私にアイドルは務まらないだろうな。

 

 小学生の頃には既に、アイドルが好きだった。

 最初は「歌も踊りもうまい!自分とそんな年齢が変わらないのにすごい!」

 そんなプリキュアに憧れるような尊敬や驚きの気持ちからだった。

 

 男性アイドルやバンドや二次元にハマって成人してからまた、女性アイドルグループのオタクに戻ってきた。

 

 今も昔も「アイドルを目指さない一番の理由がある」。

 それは、歌って踊って以外にも常に笑顔とか、何よりも人前に出ることが苦手だった。自分だったら毎回ステージで歌詞を忘れそうだし、踊りなんて一番苦手だ。

 そんな引っ込み思案な根暗少女がかつて憧れて、今も憧れ続ける。

 彼女たちの輝きの理由について考えてみたい。

 

 ①時間制限のある活動であること

 ②普通の女の子が職業としてアイドルをやるということ

 ③グループアイドルとしての物語性

 ④グループアイドルに憧れてアイドルを目指す若者たち

 ⑤10代~20代という青春を過ごす場所

 ⑥アイドルとして普通の女の子を我慢すること

 ⑦女子の集団

 ⑧アイドルのあとのセカンドキャリア

 ⑨アイドルの恋愛

 ⑩接触ガチ恋

 

 思うままに挙げてみた。アイドルについて今語りたいテーマ10コ。

 ①

 時間制限=中学生くらいから25歳くらいまでが一般的なアイドルの年齢。

 同じグループに10年いればもう立派なベテランという世界。

 「刹那の輝き」だからこそアイドルは素晴らしいという言葉もあるくらいだ。

 歌って踊ることへの体力の限界だったり、女性の一番輝く時間がこの年齢と男性側が思っている(若い女の子の需要。ターゲット層の求める女の子像)

 「成長過程」ルックス的にもだし、技術や人間性が伸びる時期でもあるのかな。

 ②

 リアルの学校に「アイドル部」がないのは、アイドルというものが外へ発信するものだからか。

 そんなこと言うとラブライブはどうやねんってツッコミがあると思う。

 いや、あれも学校再建をかけてアイドルをやってるからね!

 「ダンス部」「合唱部」「軽音部」そのへんも全国と競うのに発信するよね。

 部活ではなく「仕事」として、アイドル活動をすること。

 バイトみたいな感覚なのかな?大人の社会を見ることで役立つことも失うこともあるんだろうな。

 ③

 これは一番、男女問わず引き込まれる内容だと思う。

 「メンバー仲がいい」逆に「悪い」でも物語ができる。

 活動の中で紆余曲折あると思う。それすらも「売り物」になるのがアイドル。

 ソロアイドルがほぼいなく、大人数のグループ活動が増えたのもこういったところを重視しているからではないか。

 現にドキュメンタリーを公開しているアイドルグループは多く、どれもドラマ性が高いものだ。

 ④

 今応援しているグループのメンバーは48や坂道のファンをしていたコが多い。

 握手会に通っていたメンバーもいるくらいだ。

 そのくらい同性に応援してもらうことが定着している文化になったのだ。

 そしてグループを見ていたからグループを目指すのだ。

 「アイドルに人生救われた」タイプもいれば(努力家型)「アイドルに子供の頃からなりたかった」タイプ(生まれつきのちやほや型)もいるのが興味深い。

 ⑤

 職業としての②と似通っている部分もある。

 いわゆる「多感な時期」である。

 一般人の学生さんなら部活に打ち込むとか、友達やクラスでのふるまいに悩む時期。

 バイトで社会経験を積むコもいれど、職業としてアイドルをすることで見える世界の広さはそのどれとも代えがたい経験になるだろう。

 自分の年齢になって思うのだが、アラサーの一般人が「学生時代の話」で盛り上がれるのはせいぜい卒業後数年かなと思う。

 しかし「アイドル時代の思い出話」って死ぬまでできるんじゃないかと思った。

 それくらい濃い時間なんじゃないかと思うからである。

 ⑥

 「普通の女の子」。

 たぶん友達と堂々と遊びに行くとか、彼氏と堂々と手を繋いでデートするとか。

 休みの日にはダラダラゴロゴロしてゲームに明け暮れるとか。

 放課後にカラオケやカフェに行くとか。

 よほど校則が厳しくない限りは誰もがやろうと思えばできちゃうこと。

 それらを我慢することは「アイドル活動」と天秤にかけると彼女たち的にはどうなのだろうか。

 ⑦

 女子が複数人集まるところに、「妬み」とか「コンプレックス」とか「いじめ」「ハブ」がないことなんかあるんだろうか。

 全くないってことはきっとないと思う。

 ただ彼女たちは普通の女の子より大人であり、仕事場では大人の目があり、表舞台ではファンの目がある。

 そういった「醜さ」にどうやって気持ちの落としどころを見つけてるのか気になる。

 ⑧

 元アイドル、現タレントやモデルというセカンドキャリアを築くことがAKBの卒業生が出たあたりから当たり前になった。

 全くの一般人に戻るタイプと二極化するが、女性もキャリアを重ねるのが当たり前の時代。グループ在籍中からセカンドキャリアへのコネを作れたり、やりたい方向性を明確化できるコは現役としても自分のキャラをわかっており、強いと思う。

 ⑨

 これは「普通の女の子」と通ずる話題だが、思春期の恋愛について。

 禁止しているグループもあれば、禁止してないグループもある。

 (禁止してても恋愛してるやつはしてるってわかってるけども)

 うまいことバレずにやれるコもいるだろうけど、ファンを騙してる気持ちになるコもいるかもしれない。

 ただ、この時期に恋愛してないとマジで恋愛できなくなると思う。(オタクもしかり)

 ただ恋愛と結婚は別物なので、まぁしなくても問題ないとは思う。(したくない人もいるんじゃないだろうか。オタクもしかり)

 ⑩

 「恋愛」と関係が深いと思うが、「疑似恋愛」をアイドルに求めるオタクもいる。

 いわゆる「ガチ恋」である。

 普通の女の子だったコたちが様々な年齢、タイプの男性から好意を寄せられるのは正直気分がいいものではないだろう。

 キャバ嬢経験のある女子大生じゃあるまいし。

 接触イベを重ねるうちに自分の中で割り切れてくるのだろうけど、葛藤がありそう。

 オタクの立場からは想像がつかないけど、ファンが会いに来てくれることが本当に彼女たちのモチベになることはあるのだろうか。

 信頼が築けるなんてフィクションじゃないのか?

 これは永遠にオタク側の自分にはわからないことだ。

 

 タイトルについては最初に答えてしまったので、後半はなんだか注釈を書いてる気分だった。

 書いていて、つくづく「アイドル」というのは不思議な存在だなぁと感じた。

 ミステリアスだからこそ、追いかけたくなるのかもしれない。