こんばんは。
またも推しへの気持ちをこじらせて、推し変か推し増ししようかと躍起になっていたら疲れたので推し活プチ休暇。推しと距離を置いてみる生活に入りました。
この季節は体調悪いのでイライラしやすいし推しにイラつくから、それはおかしいなって楽しいオタクじゃないなって思ったのです。
横柄とか謙虚さが足りないとかそういったことを思っている、彼に対して。
伝えるつもりもないし担降りする気持ちでもない。
ただ近くに在るとイライラしてしまうのだ。
さて、そういうときはいろんな俳優や作品を観るのがよしという期間だと思っているのと家族が旅行中で家でゆっくり映画が観やすい環境だったため録画していた映画を観た。
昨年公開、角川の小説原作「いなくなれ群青」。
今をときめく横浜流星くんと飯豊まりえさんW主演。
ネタバレ含む感想なので閲覧は自己責任で。観る予定がある方は読まないほうが楽しめそう??
まずは最初の一時間の感想として、テンポがスローすぎたり(眠くなった)かと思ったら急に早くなったり振り回される感じが心地が悪かった。
流星くん演じる男子主人公も何を考えてるのかさっぱりわからない。
ただ、背景をぼかして女優や俳優を撮るのが巧い監督だなといった印象。
もともと美男美女なのだが肌の白さ、瞳の白さ、纏う雰囲気さえキラキラ美しかった。
私は流星くんのお顔が好きだが、飯豊さんがこんなキレイだとは知らなかった。
タクシー運転手が君さん(君沢ユウキさん)だ!!ってなってちょっとテンション上がった。かっこええなー!
この映画、黒羽くんはじめ松岡広大くんも出演しているので2・5次元好きとしてはそこも気になってマークしていた。
劇場にいかなかったのはレビューがまっぷたつに分かれていたから。
確かに最初の1時間は退屈な雰囲気映画だった。
あ、麻璃央くんはいつも屋上にいるロン毛をひとつ結びにした不良?高校生の役がめっちゃハマっていた。ああいった悟り切ったような雰囲気出すの彼はうまい。そして色気がある。年上の先生と付き合っててほしい(願望)
ただ、そんな彼はキーマンでもなんでもなかったのでなぜ出てくるのか謎だったww
爪痕残しすぎだよww疑ったじゃんw
流星くんは学生の役作りなのか今より少しお顔がふっくらした印象だが凛々しいイケメンには変わりないのでよき。
たぶん飯豊ちゃん演じるヒロインがいなかったら1時間見ないでやめていただろう。
このヒロインの性格が私は好きだった。
好き嫌いははっきりわかれるだろうねw
さて1時間を過ぎたあたりからストーリーは動く。突然のタネあかし大会だ。
前半伏線の貼り方が下手な印象でどれが伏線なのかもぼんやりしていた。
だから伏線回収がうまくいったときの達成感やすっきり感は全くなく突然、人物たちが事実を語りだすことで謎がとける。
でも設定からしてかなりのファンタジーなので設定に関する謎はぼんやり残したままだった。まぁ余韻として許せる範囲ではあった。
主人公二人のタネあかしができたから観終わったあとの評価はがらっと変わりよくなった。
見返したときのためのネタバレメモ。
魔女はボブの口数少ない女の子だと思われる。郵便局員の女性とラスト一緒にいたので親子なのだろうか。あるいは魔女と魔法使い??
七草(流星くん)が階段を登って遺失物係の扉を開けて、電話が鳴る。
この前のシーンで彼は「真辺(飯豊さん)にさよならを言わなくちゃ」というようなセリフを言う。
電話の向こうでは魔女の声。
七草は最初からすべてわかっていたと告げる。
階段島はいらなくなった人格を現実の自分が捨てた人格の集まる場所。
僕は僕を捨てた。
あっさりと告げられる事実に少しポカンとしてしまった。
前のシーンでも堀(ボブの女の子)と七草が二人で会話するシーンにて、真辺の存在を自分にとってのなんとかスター(ごめん、覚えられなかった・・・)に喩えて語る。
落書きで魔女の妨害をしていたのも七草であるとあっさり描かれる。
このへんで七草の人格と考えがやっとわかってくる。
さらに幼馴染で一度転校で離れた真辺と高校で再開したと思われることも語られる。
島に現れたときの彼女の制服が自分の高校のものだったとか。まじか・・・気づかなかった。(そりゃ観客は知る由もないw)
そんなところが最後のタネあかしだった。
セリフの端々にも拾って考察できそうなとこや萌えポイントがたくさんあるのだがコマ送りにでもしないと追いきれない(息切れ)。
私は真辺と七草の関係を見てて思い浮かんだ楽曲が二つある。
星に願いを/flumpool
プロミスザスター/BiSH
どちらも星を君として歌った名曲である。でもどこかせつないところがシンクロしたのかもしれない。
若い頃って自分の性格がとても嫌で受け入れられなくて、周りと比べて落ち込んだり、そういうことってよくあったよね。
大人目線の感想だとそうなるのだけど高校生が観たら、救われる部分も多いのかなと感じた。
ただ多くのレビューにあったように題材がファンタジー寄りすぎて実写映画よりはアニメ向きなのは私も同意する。
設定と実写の相性が悪くむずむずする人は一定数いそう。
ただ、エンドロールを見てびっくりしたのだがこの映画スタッフがなんかすごい人集まってる。まさかそこにお金かけてくるとは(おい)
主題歌はSalyuでプロデュースは小林武史氏だし。(思わず小林かい!!ってツッコミ入れそうになった)音楽は神前さんだし・・・。
じゃあ、あの前半の不安定感は計算だったか。演出ど下手とか思って失礼しました、意図だったのですね。
そして公式サイトを見てさらにびびった。
プロデューサーは松ステの方だった。
監督が女性なのも意外だった。(女優さんもすごく魅力的に撮れていたから)
すべては仕組まれた罠だったってわけね・・・!(誰)
そう言いたくもなるくらい最後の1時間で興奮した。2・5次元おたくにもぜひ見てほしい、騙されたと思って。いや仕組まれた罠なんだし。(笑)
役者も舞台俳優の起用が多く、よくある青春映画で見慣れたメンツじゃないのもよかった。脇役が多い人材もメインで活躍させてくれるのって素晴らしいです(´;ω;`)ウッ…
みんな演技もとてもよかったです!知ってる役者以外先入観なしで観れたのがやはりよかったのかと。
顔で選んだんじゃないなーって感じましたし。
最初の1時間で切らなくてほんとによかったです。
とても爽快感を感じました。
ほんの少しのもやもやと共にね(笑)
以上、殴り書きでした~!